エンクロージャ内のデバイスの取り付け状況によっては、好ましくないルーティング トラックを回避するため、接続ポイント パターンで指定されているすべての接続ポイントのルーティング方向を変更する必要が生じることがあります。
特別な取り付け状況の例として、バスバー システムに配置されているデバイス アダプターへのモーター過負荷スイッチの配置が挙げられます。規則として、実装パネルの上側エッジに全体が配置されます。モーター過負荷スイッチのすべての接続がワイヤ ダクトに向けて下方向に配線されます。ただし、接続ポイント パターン内で接続ポイントのルーティング方向を上向きにした場合 (1)、接続のルーティングによって迂回が生じ、ルーティング トラックが長くなります。ルーティング方向を下向きに変更することで、結果としてルーティング トラックが明らかに短くなります (2)。
このような状況に対応するため、レイアウト スペースでハイライトされている 1 つまたは複数のデバイスのルーティング方向を簡単かつ恒久的に変更できます。この修正によって部品の設定がローカルに上書きされます。部品の接続ポイント パターン内のルーティング方向の設定はこれらのデバイスに関しては有効でなくなります。
必須条件:
- プロジェクトを開いていること。
- レイアウト スペース ナビゲーターが開いており、レイアウト スペースが開いていること。
- 接続ポイントが定義された 3D 部品配置がレイアウト スペースに含まれていること。
- ルーティング方向を変更するデバイスをレイアウト スペースで選択します。
- メニュー アイテムの [プロジェクト データ] > [デバイス] > [ルーティング方向の変更] を選択します。
- [ルーティング方向の変更] ダイアログのドロップダウン リストで、新しいルーティング方向を選択します。
接続ポイント パターンの作成にも使用できるように同じルーティング方向を調整できます。 - [OK] をクリックします。
ハイライトされているデバイスのすべての接続ポイントに新しいルーティング方向が設定されます。
デバイスのプロパティ ダイアログの [接続ポイント パターン] タブに新しいルーティング方向が表示されます。[ローカルの接続ポイント パターン] チェック ボックスがオンになります。
[ローカルの接続ポイント パターン] チェック ボックスをオフにした場合、ルーティング方向は部品の元の接続ポイント パターンの設定にリセットされます。
関連項目