変更保護は、プロジェクト内のオブジェクト (ページ、機能、事前計画からのセグメントなど) をあらゆる変更から保護します。各オブジェクトをあとから編集したり削除したりすることはできず、各プロパティ ダイアログですべてのフィールドが灰色表示になります。
選択したオブジェクトで変更保護を有効にすると、プロパティ [変更保護] (ID 3014) と [変更保護 (階層)] (ID 3015) が自動的に有効になります。変更保護が適用されているページの機能など、下位オブジェクトでは [変更保護 (階層)] プロパティだけが有効になります。これらのプロパティは表示専用であり、手動で編集することはできません。
EPLAN プラットフォームのいくつかの機能では、変更保護が自動的に有効になります (サブプロジェクトを待避する場合など)。ただし、[保護の設定] ダイアログを使用して、1 つ以上のページ、機能、セグメントに手動で個別に変更保護を適用できます。
変更保護にはさまざまな用途があります。事前計画で変更保護を適用して作成したページに、サブプロジェクトの待避時に、変更保護が自動的に適用されることがあります。そのような場合、実行された操作に応じて 2 種類の変更保護が適用されます。サブプロジェクトを復元した場合、待避による変更保護は無効になり、事前計画からのもう一方の変更保護は有効なままとなります。
自動変更保護
EPLAN プラットフォームで次の場合に自動変更保護が有効になります。
- EPLAN Pro Panel:
3D モデルを CAD プログラムからインポートする場合は、設計スペース内のインポートされた 3D オブジェクトが変更保護されます。その場合も、3D レイアウト用に、必要なコンポーネントを EPLAN Pro Panel から 3D モデルに追加できます。 - 事前計画:
マクロを使用してページを作成する場合は、作成されたページを変更保護できます。このためには、プロジェクト固有の設定 [ページ作成時の変更保護] を有効にする必要があります。 - サブプロジェクト:
サブプロジェクトを作成すると、元のプロジェクトで待避されているオブジェクト (ページ、レイアウト スペースなど) が変更保護されます。さらに、待避したサブプロジェクトにも変更保護を適用できます。 - 更新された定義済み作業セクション:
変更履歴を使用して定義済み作業セクションを更新する場合は、定義済み作業セクションを完了するとすぐに、関連するページまたはレイアウト スペースに変更保護が割り当てられます。
構造識別子の変更保護
EPLAN プラットフォームのいくつかの機能では、プロジェクトの構造識別子も自動的に変更保護されます (サブプロジェクトを待避する場合など)。これにより、構造識別子自体と各説明テキストが保護されます。
変更保護を構造識別子に手動で適用したり、自動変更保護を一時的に無効にしたりするため、構造識別子管理から保護の構成ダイアログに移動することもできます。これには、ツリーとリストの両方で、ポップアップ メニュー アイテム [保護の設定] を使用できます。
関連項目