プランニング オブジェクトにマクロを保存している場合、そこから詳細計画を作成できます。このために、既存のプロジェクト ページ上にこれらのマクロを配置したり、マクロが配置されるページを自動的に作成したりすることができます。
注記:
マクロを配置すると、通常はマクロ ボックスも配置されます。そこに含まれている機能やプレースホルダー オブジェクトなどはマクロ ボックスに基づいて識別され、必要に応じて詳細計画で更新できます。
表示タイプを選択して配置
事前計画ナビゲーターで、[配置] ポップアップ メニュー アイテムを使用して、プランニング オブジェクトに入力されているマクロを既存のプロジェクト ページに配置できます。表示されるダイアログ [デバイスの配置] で、部品マクロに対してマクロを配置する際の表示タイプを選択します。
プランニング オブジェクトにマクロが保存されていない場合、部品に保存されている部品マクロがあれば配置され、ない場合には表示されるダイアログ [デバイスの配置] を使用してマクロ選択が開きます。
ドラッグ アンド ドロップによる配置
事前計画ナビゲーターのツリー ビューからページ ナビゲーターに、マクロが割り当てられているプランニング オブジェクトをドラッグ アンド ドロップできます。ページ マクロが割り当てられると、新しい回路図ページが既定で生成されます。割り当てられているウィンドウ マクロには、そのマクロ内の表示タイプごとに新しい回路図ページを 1 つ生成できます。ページ名はプランニング オブジェクトの上位セグメントの構造識別子に基づいて自動的に決まります。プロジェクト設定 [構造セグメントの構造識別子のみを考慮します] に応じて、プランニング オブジェクトに入力された構造識別子の単一コンポーネントが、ページ名に追加で入力されます。
さらに、複数のプランニング オブジェクトを選択した場合、既定では各マクロに 1 つずつ新規プロジェクト ページが作成されます。
プロジェクト設定 [1 つのページに複数のマクロを配置] を使用することで、1 つの既存または新規ページに 1 つ以上のマクロを配置できます。その場合、ページ余白との距離およびマクロの間隔の設定に従って、そのページ上に次のマクロのスペースがなくなるまで、1 つのページにマクロが並べて配置されます。スペースがなくなると、新しいページが生成され、以降のマクロはそのページに配置されます。
既定では、マクロは左右に並べて配置されます。プロジェクト設定 [マクロを上下に配置] を使用することで、1 つのページにマクロを上下に並べて配置するよう指定できます。
プランニング オブジェクトに保存されているマクロからページが作成された場合、そのプランニング オブジェクトの割り当てられているページのリストにこのページが自動的に入力されます。
マクロの更新
プロジェクト ページに配置されているマクロとそのデータを更新するためのさまざまなオプションが用意されています。
- マクロを再び配置:
事前計画でプランニング オブジェクトに保存されているマクロを別のマクロに置き換える場合、プロジェクト ページに配置されているマクロを置き換えることができます。これには、事前計画ナビゲーターでポップアップ メニュー アイテム [詳細計画の更新] を選択し、開いた同名のダイアログで [マクロを再び配置] チェック ボックスをオンにします。事前計画ナビゲーターで選択したプランニング オブジェクトにこれまで配置されていたマクロは削除され、新しいマクロが配置されます。 - プレースホルダー オブジェクトの更新:
マクロ内のプレースホルダー オブジェクトを使用して、プランニング オブジェクトのプロパティから詳細計画内の配置済み機能にデータを適用できます。事前計画でプランニング オブジェクト データを修正した場合 (マクロ内のプレースホルダー オブジェクトに別の値セットを選択するなど)、詳細計画を更新することで、詳細計画に配置されているプレースホルダー オブジェクトに修正後のデータを転送することもできます。これには、事前計画ナビゲーターでポップアップ メニュー アイテム [詳細計画の更新] を選択し、開いた同名のダイアログで [プレースホルダー オブジェクトの値セットを更新] チェック ボックスをオンにします。 - 回路図でマクロを更新:
(マクロでコンポーネントが置き換えられたことなどが理由で) マクロのデータを修正した場合、回路図ページの [マクロの更新] ポップアップ メニュー アイテムを使用して、選択したマクロ ボックスに属するマクロを更新できます。更新時にマクロからのプロパティ配置や書式などのグラフィカル情報は適宜変更されますが、論理情報は維持されます。
関連項目