[部品の移行] 機能は、Rittal TS8 ベースのプロジェクトで既存の個々の部品を Rittal baying system TS8 から Rittal baying system VX25 に移行するための変換支援ツールです。
注記:
[部品の移行] 機能を使用する前に、まず EPLAN の賠償責任拒否宣言をお読みください。
次の条件と制約が適用されます:
- メニュー アイテム [部品の移行] および [正確なエンクロージャ距離] は、オプションで使用可能な EPLAN Pro Panel アドオンでは使用できません。
- 移行できるのは Rittal TS8 システムのみです。
- すべての部品が 3D マクロで配置されている必要があります。
- Rittal カタログに含まれておらず、EPLAN Data Portal にない特殊部品は移行されません。
- 自動および手動保護のある部品配置は移行されません。したがって、移行前にすべての保護が削除される必要があります。
- RICS コンフィギュレーターで作成されたエンクロージャは、自動保護の対象であるため、移行されません。
- 外部システムで作成され、STEP インポートで統合されたエンクロージャは移行できません。
- 使用される部品データベースに必要な VX25 交換部品が含まれている必要があります。欠落している置換部品が特定され、CSV ファイルにエクスポートし、EPLAN Data Portal の買い物かごを介して取得できます。欠落している交換部品は EPLAN Data Portal のみから取得することをお勧めします。
- チェック ラン 026104 は、まだ移行されていない移行可能な Rittal TS8 部品を検出します。
- チェック ラン 026102 は、移行できない Rittal TS8 部品を検出します。これらは製造中止部品です。
- チェック ラン 026103 は、移行先のエンクロージャに実装面がない部品配置を検出します。これらのオブジェクトは、レイアウト スペース ナビゲーターで "不適切に配置済み" 階層レベルの下に表示されます。これを修整するには、不適切に配置されている部品配置を手動で既存の実装面に配置する必要があります。
- 部品配置は、形状変更なしで、移行先のエンクロージャ内の同じ名前の実装面に、移行元のエンクロージャと同じ X/Y 位置でコピーされます。
- メニュー アイテム [部品配置の更新] を使用して、修正後のフォーム (円形穴ではなくスロット穴など) で存在する Rittal TS8 部品に新しい 3D マクロを割り当てることができます。
- ターゲット エンクロージャで同じ名前の実装面が検出されない部品配置は、レイアウト スペース ナビゲーターで "不適切に配置済み" 階層レベルの下に表示されます。このような部品配置では手動による再配置が必要です。
自動移行
レイアウト スペース ナビゲーターでの選択に応じて、プロジェクト、レイアウト スペースの完全なコンテンツ、または個々のエンクロージャが部品レベルで解析され、移行されます。次の部品は自動的に移行できます:
- エンクロージャ
- ベース
- 扉
- パネル (サイド パネル、仕切りなど)
- 扉付きカバー
- TS 断路器カバー
- 天板
- トップ モジュール
注記:
ベース / トップ モジュールは特殊で、移行によって完全に閉じたカバー付きベースが生成されます。
手動移行
以下のような自動的に移行できない部品配置は、手動で移行できます。
移行後に必要なチェックと後処理
移行後に結果の厳密なチェックを実行する必要があります。移行先のエンクロージャで次の更新とチェックを実行します:
- すべての部品配置が正確な位置であるかのチェック
- DT の番号再割り当て
- 凡例アイテムの番号再割り当て
- ビューの更新 (モデル ビュー、2D 穴あけビュー、または銅 (展開))
- レポートの更新 (部品表、エンクロージャ凡例)
- ルーティング パス ネットワークのチェックと修正
- 接続のルーティング
連結のエンクロージャ距離の修整
VX25 エンクロージャの幅は TS8 エンクロージャの幅よりも 2mm 大きいため、エンクロージャ連結を移行すると、移行した VX25 エンクロージャが交差します。チェック ラン P026011 はこれを競合として報告します。
連結内の距離を修整するには、メニュー アイテム [編集] > [正確なエンクロージャ距離] を選択します。
関連項目