この機能を使用できるのは、特定のモジュール パッケージだけです。情報 / 著作権

デバイス タグの採用

独自の表示 DT を持たない機能では、別の機能からの DT を使用できます。これには次の利点があります:

DT 採用では、システムは常に検索方向の次の機能へジャンプします。挿入ポイントは検索対象の機能です。前の列から採用する際には、挿入ポイントは Y 方向の同じ高さにする必要があります。前の行から採用する際には、挿入ポイントは X 方向の同じ高さにする必要があります。プロパティ [DT 採用: 検索方向] を機能に設定する必要があります。検索方向は[図枠の方向に従う] または[図枠の方向に代わる別の手段] のいずれかに設定できます。

検索された機能に表示 DT がない場合、システムはそこから次の機能にジャンプします (ただし、この機能で DT 採用の検索方向が決定されている場合に限る)。これは、DT が見つかるまで実行されます。DT が見つからない場合、または機能が DT 採用に適さない場合、"空の" DT が入力され、これに応じた警告が表示されます。

また、設定[ボックスからのみ] が有効になります。この場合、DT は機能を囲むボックス (ブラック ボックスPLC ボックス) からのみ採用されます。機能がボックス内にない場合、DT は採用されません。

"ボックスからのみ" の DT 採用は、プロジェクト ページごとに指定することもできます。これを行うには、選択されている図枠で図枠プロパティ [DT 採用: ボックスからのみ] を有効にします。

DT はグラフィカルおよび外部の機能からも採用されます。

DT 採用の検索方向

基準に応じて、検索方向は図枠位置から取得されます。図枠位置は設定 ([垂直] または[水平]) に依存します。これは、図枠の [デバイス タグ転送の検索方向] プロパティで定義されます。

GOST 基準の検索方向

[DT 採用: GOST 基準に従う検索方向] 図枠プロパティを使用して、DT 採用の検索方向を GOST 基準に適合するよう変更できます。このプロパティが有効な場合、レポート方向が[垂直] の図枠内では DT は右方向に検索され、レポート方向が[水平] の場合は DT は下方向に検索されます。

検索方向の表形式の概要

次のテーブルに、図枠のレポート方向に基づいて実行可能な DT 採用の検索方法を整理します。ここでの必須条件は、IEC 基準および NFPA 基準に準拠する図枠で [DT 採用: GOST 基準に従う検索方向] 図枠プロパティがオフになっており、GOST 基準に準拠する図枠ではこれがオンになっているということです。機能の [DT 採用: 検索方向] プロパティで [図枠の方向に代わる別の手段] 設定が選択されている場合、別の検索方向が使用されます。

図枠

レポート生成方向

検索方向

別の検索方向

IEC

垂直

NFPA

水平

GOST

垂直

GOST

水平

移動時に DT を維持

Shift キーを押しながらコンポーネントを移動した場合、元のフル DT が維持されます。この操作の影響を受ける、ページ上のコンポーネントの識別デバイス タグも維持されます。この操作の結果、移動したコンポーネントの表示 DT および影響を受けたその他のコンポーネントの表示 DT が変わる場合があります。このような移動操作中、デバイスの各機能はその関係を維持します。

Shift キーを押しながら移動した場合、[プラグ名称] および [チャンネル名称] プロパティにも影響があります。コンポーネントの "通常" の移動ではこれらのプロパティの値は変わりません。Shift キーを押しながら移動した場合、プロパティ [プラグ名称 (自動)] および [チャンネル名称 (自動)] の値が変わらないように、プロパティ [プラグ名称] および [チャンネル名称] の値が調整されます。

関連項目