ホースおよびパイプライン部品と同様に、ホース ラインまたはコンジットはレイアウト スペースで 3D オブジェクトとして自由にルーティングすることができます。このとき、ホース ライン コンフィギュレーターが、ホース ラインの固有のオーダー情報を含むタイプ コードの生成をサポートします。
動作原理は次のとおりです。
- 流体回路図にホース ラインを配置し、プロパティに必要なデバイス タグを割り当てます。
- ホース ラインを選択し、ホース ライン コンフィギュレーターを起動します。
- ホース ライン コンフィギュレーターの編集ダイアログで、ホース ライン長さを除くすべてのホース ライン情報を入力します。
- 構成データを確認し、ホース ライン コンフィギュレーターを閉じます。プログラムにより、長さの情報が欠落したタイプ コードが流体回路図に転送されます (このタイプ コードは、行 4 の部品プロパティのテーブルに保存されます)。
- EPLAN Pro Panel で、メニュー アイテムの [プロジェクト データ] > [接続] > [フリー ルーティング (レイアウト スペース)] を選択します。この操作により、ホース ライン コンフィギュレーターで構成されたホース ラインは、ホース ラインのソースとして、およびターゲットとして認識されたレイアウト スペースの各流体動力アイテム間に、3D オブジェクトとして自動的にルーティングされます。ルーティング プロセスを通して特定されたホース ライン長さは、流体回路図におけるホース ラインのタイプ コードに自動的に入力されます。
- その後、信頼性の高い機能と適切な設置を確実にするために、メニュー アイテムの [編集] > [グラフィックス] > [カーブ ルートの変更] を使用して、ルーティングしたホース ラインの長さを調節し、ホース ラインの周囲の 3D オブジェクトに対して配置します。レイアウト スペースでホース ライン長さが変更されると、流体回路図におけるホース ラインのプロパティでタイプ コードが自動的に更新されます。これで、最終的な長さのホース ラインをオーダーすることができます。
注記:
- 流体動力部品およびホース ライン制御弁については、レイアウト スペースでホース ラインをルーティングするには、対応する 3D グラフィカル マクロが部品管理 ([実装データ] タブの [グラフィカル マクロ] フィールド) に保存されている必要があります。
- ホース ライン コンフィギュレーターに用意されている標準スキーム DIN 20066_2012-01 では、DIN 20066 規格を参照した設定済みの構成データが提供されます。この規格とは異なる構成をホース ラインに適用する必要がある場合には、直径 (仮)、制御弁、ホース グループ、割り当てなどの構成データを、基準とする各要件に合わせて変更する必要があります。
関連項目