接続ダイアグラムは、オブジェクトの各接続ポイントのターゲット情報を示します。この場合、端子台に対する端子やプラグに対するピンなどが接続ポイントに相当します。接続ダイアグラムはマルチレベルで表示できます。つまり、この場合、ターゲットは端子やその他のデバイス (スイッチなど) でも検索されます。
端子 / ピンの場合、ターゲットは内部および外部接続ポイントに基づいて決まります。その他のデバイスでは、ターゲットは [ターゲット追跡 (PLC) の移動先] プロパティに基づいて決まります。このプロパティはデバイスの接続ポイント ロジックで定義されています。
デバイスが再び検出された場合、接続ダイアグラムでのターゲット追跡はキャンセルされます。この場合、デバイスは出力されません。したがって、たとえばジャンパーを介して接続されていない複数の PE / PEN 端子がある端子台の場合、これらの PE / PEN 端子は複数回出力されません。
接続ダイアグラムにはステップをいくつでも指定できます。ただし、プレースホルダー テキストはステップ 1 ~ 3 にのみ存在します。その他すべてのステップでは、1 つ目のステップのプレースホルダー テキストが必要な回数だけ複製されます。
接続ポイント ダイアグラム フォームのプロパティ
接続ダイアグラムの設定を定義する際に使用する接続ダイアグラム用のフォーム プロパティが多数用意されています。最も重要なものを次に示します。
- [接続ダイアグラム: ステップの数、内部] / [接続ダイアグラム: ステップの数、外部] (ID 13077 / ID 13079): ステップ数が可変の接続ダイアグラムで、内部 / 外部ターゲットの表示用に計画するステップ数を指定します。さらに、プロパティ [接続ダイアグラム: ステップの間隔、内部] / [接続ダイアグラム: ステップの間隔、外部] (ID 13078 / ID 13080) を使用して、内部 / 外部ターゲットの表示用の 2 つのステップの間隔を指定できます。すべてのレベルが同じ間隔で表示されます。
- [接続ダイアグラム: 全ターゲットの表示] (ID 13084): このプロパティが有効な場合、すべてのターゲットが第 1 ステップまで接続ダイアグラムに出力されます。その他のすべてのステップでは、1 つ目のターゲットのみが出力されます。接続ダイアグラムでは、ターゲットは 1 行で配置され、接続ポイントが同じデバイスに属する場合のみ入力されて、グラフィックスでは横に並べられます。複数のターゲットの場合、接続グラフィックスは斜線で表されます。
プロパティが有効でない場合は、常に 1 つ目のターゲットだけが出力されます。
ターゲットをグループではなくテーブル フォームで表示する場合、プロパティ [接続ダイアグラム: テーブル フォームでの内部ターゲット] / [接続ダイアグラム: テーブル フォームでの外部ターゲット] (ID 13086 / ID 13087) を使用します。 - [接続ダイアグラム: 接続されている接続ポイントのみ出力] (ID 13085): このプロパティが有効な場合は、グラフィックスでリンクされた接続ポイントのみがターゲットの接続ダイアグラムに表示されます。接続ダイアグラムでスペースを節約するために役立ちます。このプロパティはターゲットのみに関係し、評価されるデバイス、ケーブル、端子台、またはプラグには影響しません。これらの機能も接続ダイアグラムにリストされます。接続された機能の接続ポイントだけが (たとえば、端子台のターゲットであるモーターの端子接続ダイアグラムで) 端子台に出力されます。
- [接続ダイアグラム: 全デバイスでのターゲット追跡] (ID 13117): このプロパティが有効な場合、任意の数のデバイスで接続ダイアグラムでのターゲット追跡が続けられます。さらにターゲットを検索する場合、デバイスの接続ポイント ロジックで [ターゲット追跡 (PLC) の移動先] プロパティを使用します。さらに、[接続ダイアグラム: 接続されている接続ポイントのみ出力] (ID 13085) プロパティは有効であると見なされます。
最後の外部 / 内部ターゲットはそれぞれ、[ターゲット追跡 (PLC) の移動先] プロパティで転送用に接続ポイントが指定されていない場合に検出された 1 つ目のデバイスです。
このプロパティが無効になっている場合、ターゲットは端子とピンでのみ検索されます。検索は "標準" デバイスで終了します。 - [接続ダイアグラム: 接続されている接続ポイントのみ出力] (ID 13121): このプロパティはデバイス接続ダイアグラムにのみ利用できます。これがアクティブになっている場合、レポートされているデバイスの接続されている接続ポイントのみが表示されます。
- [接続ダイアグラム: ターゲットで接続されている接続ポイントのみ出力] (ID 13085): このプロパティは、デバイス、端子、ケーブル、ピン接続ダイアグラムを表します。これがアクティブになっている場合、表示されているターゲットの接続されている接続ポイントのみが出力されます。
2 つのプロパティ [接続ダイアグラム: ターゲットで接続されている接続ポイントのみ出力] (ID 13085) および [接続ダイアグラム: 接続されている接続ポイントのみ出力] (ID 13121) が有効化されていない場合にレポートする:
プロパティ [接続ダイアグラム: ターゲットで接続されている接続ポイントのみ出力] (ID 13085) が有効化されているときのレポート結果:
プロパティ [接続ダイアグラム: 接続されている接続ポイントのみ出力] (ID 13121) が有効化されているときのレポート結果:
関連項目