フォームのレポート生成方向は、[フォーム方向] プロパティで定義されます。このプロパティはレポート作成中のフォームの記入順序を行または列で定義します。"行" ではまず特定の行のすべてのセルが記入されてから、次の行に切り替わります。"列" ではまず特定の列のすべてのセルが記入されてから、次の列に切り替わります。
また、プロパティ [列幅] および [行の高さ] もレポート生成方向に関係します。正または負の値をこれらのプロパティに入力することで、レポートの生成方向 (左から右、上から下、または右から左、下から上) を指定します。
行方向のレポート
テーブルで、"+" のエントリは正の値を、"-" のエントリは負の値を表します。
上から下、左から右へレポート
プロパティ |
値 |
|
---|---|---|
フォーム方向 |
行 |
|
列幅 |
+ |
|
行の高さ |
+ |
上から下、右から左へレポート
プロパティ |
値 |
|
---|---|---|
フォーム方向 |
行 |
|
列幅 |
- |
|
行の高さ |
+ |
下から上、左から右へレポート
プロパティ |
値 |
|
---|---|---|
フォーム方向 |
行 |
|
列幅 |
+ |
|
行の高さ |
- |
下から上、右から左へレポート
プロパティ |
値 |
|
---|---|---|
フォーム方向 |
行 |
|
列幅 |
- |
|
行の高さ |
- |
列方向のレポート
テーブルで、"+" のエントリは正の値を、"-" のエントリは負の値を表します。
左から右、上から下へレポート
プロパティ |
値 |
|
---|---|---|
フォーム方向 |
列 |
|
列幅 |
+ |
|
行の高さ |
- |
左から右、下から上へレポート
プロパティ |
値 |
|
---|---|---|
フォーム方向 |
列 |
|
列幅 |
+ |
|
行の高さ |
+ |
右から左、上から下へレポート
プロパティ |
値 |
|
---|---|---|
フォーム方向 |
列 |
|
列幅 |
- |
|
行の高さ |
- |
右から左、下から上へレポート
プロパティ |
値 |
|
---|---|---|
フォーム方向 |
列 |
|
列幅 |
- |
|
行の高さ |
+ |
この例では、複数の列がレポート ページに表示された端子ダイアグラムが作成されます。このため、レポートは行方向に生成されます。行は上から下に記入され、列は左から右へ実行されます。端子ダイアグラムに使用するフォームは、次のように設定されます:
プロパティ |
値 |
---|---|
フォーム方向 |
行 |
列数 |
4 |
行数 |
12 |
列幅 |
90.00 mm |
行の高さ |
8.00 mm |
新規列にヘッダーを再使用 |
オフ |
レポートは上から下、左から右へ生成されます。レポート ページには最大 4 つの列を含めることができます (図では 1 から 4 までの番号が付いています)。最初に、1 列目の行が 1 つずつ記入され、次に 2 列目の列が記入されます (図ではレポート生成方向を赤枠ボックス内の矢印で示しています)。レポート ページは次のように表示されます:
注記:
- フォーム プロパティ [行数] および [行の高さ] を使用して、ダイナミック フォームのページの最大評価範囲を定義します。2 つの値が掛け合わされ、分割後の (非表示の) 境界線の値 (単位 "mm") となります。境界線はヘッダーの最後を参照して計算されます。前述の例では、これは次のようになります。行数が 12 で行の高さが 8 mm の場合、分割は 12 x 8 mm = 96 mm のあとに配置されます。
- フォーム プロパティ [新規列にヘッダーを再使用] が無効になっている場合、ヘッダーは最初の列にのみ表示されます。そのあとの列では、[行数] プロパティで指定した数よりも多くの行が表示されるようになります。
関連項目