[移動ベース ポイント] 機能では座標ベース ポイントを定義できます (省略可)。新しいベース ポイントが相対座標入力を基準にして計算され、小さな座標十字によって示されます。相対座標入力は常に、直前に配置された点が基準になります。
入力ボックスからの座標入力もベース ポイントが基準になります。ただし、入力ボックスでは、対応するプロジェクト ページの座標系とは関係なく、グラフィカル座標系が必ず使用されます。
必須条件:
- メニュー アイテムの [オプション] > [移動ベース ポイント] を選択し、新しいベース ポイント (原点) を配置する位置にカーソルを置きます。
ステータス バーで、座標の表示が X / Y から DX / DY (グラフィカル座標系) または RX / RY から DRX / DRY (論理座標系) に変わり、新しいベース ポイントを基準にした値が表示されます。この設定は新しいページを開いたりするかこのコマンドを再び実行するまで残ります。
たとえば、直線を描画するコマンドを有効にした場合、直線の 1 つ目の点を配置したあとで、絶対座標または相対座標を入力できます。入力した値によって、その直線の終点の座標が定義されます。始点を先に定義しないで相対座標の入力を開始した場合、その入力は絶対座標入力として扱われます。コマンドが 1 つも有効でない場合、カーソルは入力した座標位置に配置されます。これによってスクリーンに表示される部分も変わることがあります。
直線を描画するため、直線の 1 つ目の点を配置します。直線の終点として、コーナー ポイントから X 方向に 50 mm、Y 方向に 20 mm の位置に点を配置します。直線を描画するコマンドはまだ有効です。[移動ベース ポイント] 機能を有効にし、適切なコーナー ポイントにベース ポイントを設定します。相対座標フィールドに、X = 50 mm および Y = 20 mm の値を入力します。直線の終点が目的の位置に配置されます。
関連項目