ワイヤ ハーネスはワイヤ ハーネス定義を使用して管理することができます。ワイヤ ハーネス定義はワイヤ ハーネスを識別するものであり、ワイヤ ハーネスやワイヤ ハーネスの部品の関連データがすべて含まれています。
ワイヤ ハーネス データの編集
ワイヤ ハーネスのプロパティはさまざまな場所で編集できます:
- [プロパティ <...>] ダイアログでは、選択されているワイヤ ハーネスのデータを編集します。最も重要なプロパティ (ワイヤ ハーネス名または DT など) は、[ワイヤ ハーネス] タブの上部セクションにあるフィールドに入力されます。ワイヤ ハーネスは、デバイス タグの他に、ワイヤ ハーネス名によって識別されます。
- ワイヤ ハーネス ナビゲーター ([ワイヤ ハーネス - <プロジェクト名>] ダイアログ) には、開いているプロジェクトのすべてのワイヤ ハーネスの概要が表示されます。ここで、1 つまたは複数のワイヤ ハーネス、またはワイヤ ハーネスに含まれているコンポーネントを選択できます。ポップアップ メニューを使用して、ワイヤ ハーネスを生成したり、それらを編集するための適切なダイアログを呼び出したりすることができます。
機能および接続のワイヤ ハーネスへの割り当て
特定のワイヤ ハーネスに対する機能および接続の割り当ては、プロパティ [ワイヤ ハーネス名] (ID 31143) によって実行されます。オブジェクトのプロパティ テーブルで、このプロパティに対して各ワイヤ ハーネス名を入力します。ワイヤ ハーネス データが表示されるナビゲーターで、[ワイヤ ハーネス名] プロパティをフィルター条件として使用したり、リスト ビューで列として表示したりすることが可能です。
テーブルで編集することにより、選択されている機能や接続に対してワイヤ ハーネス名を迅速かつ簡単に割り当てたり、それらを変更したりすることができます。
部品
ワイヤ ハーネス アセンブリの部品は、[部品] タブの 1 行目のワイヤ ハーネス定義に入力できます。このタブのその他の行は、対応する EPLAN 機能が既定で存在しない部品のために用意されています (最大 999 行)。
部品管理では、ワイヤ ハーネス アセンブリを必ずしも作成する必要はありません。設計時には、ワイヤ ハーネスの各コンポーネント (接続、ケーブル、ピンなど) の部品を保存するだけでも構いません。
レポート
プロジェクトに含まれているワイヤ ハーネスの部品データを部品表にリストして、対応するレポート (部品リスト、部品集計表など) に出力することができます。[設定: 部品] ダイアログで、ワイヤ ハーネス アセンブリの部品またはワイヤ ハーネス コンポーネントの部品のみを考慮するか、あるいはその両方を考慮するかを指定することができます。
以下の点を検討します:
- [ワイヤ ハーネスのアセンブリ部品] 設定では、[部品] タブの 1 行目の、ワイヤ ハーネス定義のプロパティ ダイアログに入力された部品が考慮されます。これは部品管理のアセンブリ部品である可能性がありますが、そうでなくても構いません。
- [ワイヤ ハーネスの要素] 設定では、ワイヤ ハーネス コンポーネントの部品が考慮されます。これらは、プロパティ ダイアログの [ワイヤ ハーネス名] (ID 31143) プロパティに既存のワイヤ ハーネス名が入力されている、メイン機能の部品ですが、ワイヤ ハーネス定義のその他の部品でもあります (プロパティ ダイアログの行 2 ~ 1000)。
- [設定: 部品] ダイアログでは、ワイヤ ハーネスの設定は、他の設定オプションと論理的に AND で組み合わされています。たとえば、ワイヤ ハーネスのコンポーネントとしてケーブルを出力するには、[ワイヤ ハーネスの要素] チェック ボックスと [ケーブル部品] チェック ボックスをオンにする必要があります。
製造データ / ラベル付けの出力時に、ワイヤ ハーネスの部品データを考慮することも可能です。[設定: 製造データのエクスポート / ラベル付け] ダイアログの [設定] タブには、部品レポートのアナログ設定オプションが用意されています。
関連項目