EPLAN では、作成して部品データベースに保存した部品マスター データが正確で完全であるかどうかをチェックできます。このためには、最初に "テスト プロジェクト" として機能するプロジェクトを作成する必要があります。テスト プロジェクトにプロジェクト ページを含めることはできません。
テスト プロジェクトを作成したあとは、次の手順が推奨されます。
- 部品番号と部品バリアントが表示されるようにメッセージ管理を設定します。
- テスト プロジェクトでチェックする部品データベースを選択します。
- 部品マスター データにチェック ラン スキームを作成します。
- チェック ランの範囲を指定してスキームに保存します。
- 部品マスター データ ナビゲーターでチェックするマスター データを指定し、チェック ランを実行します。
注記:
部品マスター データをチェックするため、テスト プロジェクトだけを開くことができます。
必須条件:
- ページ ナビゲーターを開いていること。
- プロジェクト テンプレートから (ページを含まない) テスト プロジェクトを作成していること。
- テスト プロジェクトを開いていること。ページ ナビゲーターでこれが表示されていること。
メッセージ管理に部品番号と部品バリアントを表示
- メニュー アイテムの [プロジェクト データ] > [メッセージ] > [管理] を選択します。
- [メッセージ管理 - <プロジェクト名>] ダイアログでテーブルを選択します。
- [表示の設定] ポップアップ メニュー アイテムを選択します。
- [表示の設定] ダイアログで [部品番号] および [部品バリアント] チェック ボックスをオンにします。
この設定により、間違った部品または不完全な部品の部品番号と部品バリアントが出力される 2 つの追加の列がメッセージ管理ダイアログに表示されます。 - 必要な場合、矢印ボタンを使用して、両方の列のエントリの位置を変更します。
- [OK] をクリックします。
チェックする部品データベースを選択
- メニュー アイテムの [ユーティリティ] > [部品] > [管理] を選択します。
- [部品管理] ダイアログで [その他] をクリックし、メニュー アイテムの [設定] を選択します。
- 後続ダイアログで、チェックする部品データベースを選択し、[開く] をクリックします。
部品マスター データ用チェック ラン スキームを作成
- メニュー アイテムの [プロジェクト データ] > [メッセージ] > [プロジェクトのチェック] を選択します。
- [プロジェクトのチェック] ダイアログの [設定] フィールドの横にある [...] をクリックします。
- 部品マスター データだけをチェックするチェック ラン スキームを作成するため、[設定: メッセージとチェック] ダイアログのツール バーにある ([新規]) をクリックします。
- [新規スキーム] ダイアログで "部品マスター データ" などの適切なスキーム名を割り当てて、必要な場合、テストする部品データベースの名前などの説明テキストを入力します。
- [OK] をクリックします。
[設定: メッセージとチェック] ダイアログに戻ると、新規作成したスキームが事前に設定されています。
チェック範囲を指定してスキームに保存
- [設定: メッセージとチェック] ダイアログの左側のリストで、すべてのメッセージ クラスを選択します。
- ダイアログの右側にある [チェック タイプ] 列で任意のチェック ラン メッセージを "いいえ" 設定します。
- このエントリを選択し、クリップボードにコピーします。
- [チェック タイプ] 列をクリックします。
- Ctrl + V キーを使用して、チェック タイプ "いいえ" をすべてのメッセージ クラスのメッセージに割り当てます。
- メッセージ クラス "501 部品マスター データ" を選択します。
- このメッセージ クラスのすべてのチェック ラン メッセージについて、必要なチェック タイプ ("いいえ" または "オフライン") を選択します。
- 必要な場合、[カテゴリ] 列のドロップダウン リストを使用して、各メッセージをエラー、警告、または注記のいずれとして出力するかを指定します。
- 右上にあるツール バーで、 ([保存]) をクリックします。
- エントリを確認します。
部品マスター データ ナビゲーターでチェックする部品マスター データを指定してチェック ランを実行
- メニュー アイテムの [ユーティリティ] > [部品] > [部品マスター データ ナビゲーター] を選択します。
このダイアログには、チェックする部品データベースに含まれている部品の概要が表示されます。 - ツリー ビューで、チェックする部品マスター データの分岐を選択します。
- 必要な場合、部品マスター データの選択をさらに絞り込むため、特定の条件でフィルターを作成します。
- メニュー アイテムの [プロジェクト データ] > [メッセージ] > [プロジェクトのチェック] を選択します。
- [プロジェクトのチェック] ダイアログで、新規作成したチェック ラン スキームを [設定] ドロップダウン リストから選択し、[OK] をクリックします。
部品データベースに含まれている部品マスター データがチェックされます。
メッセージ管理のダイアログに結果が表示されます ([プロジェクト データ] > [メッセージ] > [管理] メニュー アイテム)。出力された部品番号に基づいて、誤りがある部品や不完全な部品を特定できます。[プロパティ] ポップアップ メニュー アイテムを使用して、部品管理内のレポートされた部品に直接ジャンプできます。
情報に誤りがあるか不完全な部品マスター データには、部品マスター データ ナビゲーターと部品管理で赤色の感嘆符が表示されます。[メッセージ管理内のメッセージ] プロパティを使用して、フィールドベースのフィルターを作成できます。このフィルターによって、赤色の感嘆符が付いた部品だけが部品マスター データ ナビゲーターと部品管理に表示されます。
関連項目