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レイヤー管理の機能強化

このバージョンでは、レイヤー管理の構成が変更されてドッキング可能ダイアログになりました。新しい [レイヤー管理] ダイアログで行った変更はすべて自動的に保存されます。さらに、レイヤー管理が拡張され、レイヤーの検索やレイヤー割り当ての変更などの新しい機能が追加されました。

この拡張の一環として、追加されたポップアップ メニュー アイテム [表示の設定] を使用して、ダイアログの列の表示と順序も指定可能になりました。

利点:

レイヤー管理がナビゲーターやメッセージ管理と同様に動作するようになったため、たとえばグラフィカル エディターが隠れないでレイヤーの修正がただちに表示されるようにレイヤー管理を配置できます。レイヤー管理の新機能を使用することで、レイヤーとそこで使用されているオブジェクトを細部にわたって快適に編集できます。

メニュー パスの変更

バージョン 2.9 では、レイヤー管理の呼び出しがメニューの別の場所に移動しました。

以前のメニュー パス

新しいメニュー パス

[オプション] > [レイヤー管理]

[プロジェクト データ] > [レイヤー管理]

レイヤーの検索

レイヤー管理で、プロジェクトまたはそのいずれかのセクションで特定のレイヤーが割り当てられているオブジェクトをすべて検索できるようになりました。このために、レイヤー管理のツール バーで新しいボタン ([検索]) を使用できます。これによって、DXF / DWG インポートによってプロジェクトに追加されたレイヤーや、プロジェクトでユーザー定義レイヤーとして使用されているレイヤーを、検索して修正したりすることができます。

検索を実行する前に、最初に検索対象のレイヤーをレイヤー管理で選択します。次に、検索するプロジェクトをページ ナビゲーターで選択します。プロジェクト全体の検索は行わない場合、検索範囲を絞り込むこともできます。

検索したレイヤーが割り当てられているすべてのオブジェクトが [検索結果 - <プロジェクト名>] ダイアログに表示されます。

レイヤー割り当ての変更

あとから検索結果リスト内の検出されたオブジェクトのプロパティ ダイアログを開き、検索したレイヤーの割り当てを手動で変更できます。または、レイヤー管理で新しいボタン ([レイヤー割り当ての変更]) をクリックし、これによって、1 つ以上の検出されたオブジェクトに割り当てられているレイヤーを変更します。

この新しいボタンを使用して、選択した他のオブジェクト (個々のページ / レイアウト スペースまたはページ上 / レイアウト スペース内のオブジェクト) のレイヤー割り当てを変更することもできます。

次のダイアログで [ソース レイヤー] および [ターゲット レイヤー] フィールドを使用して、選択したオブジェクトのどのソース レイヤーをどのターゲット レイヤーに置き換えるかを指定します。

オブジェクトが割り当てられなくなったユーザー定義のソース レイヤーはあとから削除することができます。

関連項目