部品のフィルタリングでは、表示する部品数を制限するための効果的なオプションが提供され、使いやすさの向上に役立っています。部品管理では次の 2 つの方法によるフィルターが可能です。
- テキストベース
- フィールドベース
テキストベース フィルターでは、ウィンドウの左側に、任意のフィールドにフィルターとして指定しているテキストが含まれている部品だけが表示されます。フィールドベース フィルターでは、特定のレコード フィールド ([タイプ番号] フィールドなど) のみが検索されます。このフィルターでは、フィールドの内容全体が検索テキストと一致するかチェックされます。
注記:
レコードのフィルターは部品固有のデータベースでのみ可能です。つまり、"メーカー / サプライヤー" および "カスタマー" データベースではフィルターを実行できません。
必須条件:
フィールドに基づいたフィルター
- [フィールドベース フィルター] フィールドの [...] をクリックします。
- [フィルター] ダイアログで、ドロップダウン リストから [スキーム] を選択して必要に応じて編集するか、 ([新規]) をクリックして新しいスキームを作成します。
- 新規条件を挿入するには、フィルター条件のツール バーで ([新規]) をクリックします。
- [条件の選択] ダイアログで、フィルター条件として使用するプロパティを選択するか、"OR" エントリを選択して OR 演算を指定します。
- [OK] をクリックします。
- これらのステップを繰り返してその他のフィルター条件を指定し、部品の選択をさらに絞り込みます。複数のフィールドが選択されている場合、それらは AND で論理的に結合されていますが (既定)、[条件の選択] ダイアログで OR を選択することにより、OR 演算を実行できます。
- [OK] をクリックします。
フィールドベース フィルターの場合、入力されたテキストがデータ フィールドの内容と正確に一致しているかどうかが確認されます。たとえば、メーカー省略名 HER で部品データベースをフィルターした場合、対応するデータ フィールドに HER1 と入力されている部品は検出されません。
警告:
"実装クリアランス" や "重量" ([実装データ] タブ) などの単位付きのデータをフィルター条件として使用する場合、フィルターに使用するには、その値を単位なしで入力する必要があります。グラフィカル マクロ名などのファイル名に基づいてフィルターする場合、各ファイル名とともにファイル パスとファイル拡張子を入力する必要があります。
外部ドキュメントに基づいてフィルターする場合、このフィールド内に、[ファイル / ハイパーリンク] フィールドの [...] を使用して選択したファイル名の後ろにまだテキストが存在する可能性があることに注意してください(これは [ドキュメント] タブの [名称] フィールドで定義できます)。フィルターが正しく機能するためには、ファイル名の後ろにプレースホルダー文字 "*" を指定する必要があります。このプレースホルダーがない場合、説明テキストがない部品だけがフィルターによって返ります。たとえば、「*Documentation_FES.123060_En.pdf*Test123*」と入力した場合、フィールドの内容が "Documentation_FES.123060_En.pdf??_??@Test123;" である部品がフィルターによって返ります。
フィルターが使用されると、部品データベース全体がフィルターされます。つまり、部品数が減り、[...] ボタンの左横のドロップダウン リストにスキーム名が表示されます。フィルターの評価には、選択されているすべてのフィールドを含む部品だけが考慮されます。
部品管理で、次のフィルターが定義されています。
条件 [部品: 名称 1] = パワー サーキット ブレーカー
条件 [電圧タイプ] = AC
この場合、[名称 1] フィールドにテキスト「パワー サーキット ブレーカー」が入力され、かつ [電圧タイプ] フィールドのエントリが AC である部品だけが検出されます。
テキストベース フィルター
- [フルテキスト フィルター] フィールドに検索テキストを入力します。この場合、検索する用語の一部のテキストだけを入力することもできます。たとえば、"コンデンサー" というテキストによってフィルターした場合、"電源コンデンサー" というテキストを含む部品も表示されます。
ツリー ビューでフルテキスト フィルターを使用した場合、"アクセサリ リスト"、"アクセサリ配置"、"穴あけパターン"、"接続ポイント パターン" の各メイン ノードも評価されることに注意してください。ただし、[リスト] タブと [コンビネーション] タブでは、部品データのみが考慮されます。 -
([検索]) をクリックします。
ツリー / リストの表示が更新され、入力したテキストがフィールドに含まれている部品だけが表示されます。
論理演算子を使用して検索テキストを拡張できます (AND / OR 論理演算子の構文については、フルテキスト フィルターを参照してください)。部品管理を閉じた場合、テキストベース フィルターは削除されます。
関連項目