この機能を使用できるのは、特定のモジュール パッケージだけです。情報

外部レポート

[外部レポート] 機能では、ユーザーが作成したレポート処理プログラムを使用して EPLAN Harness proD のレポートをエクスポートできます。レポートに含まれているデータを一時的な XML データ ファイルにエクスポートするとレポート処理プログラムが自動的に起動し、このデータを使用して必要な出力が作成されます。そのようなプログラムの作成方法については、開発者のための情報のセクションを参照してください。

EPLAN Harness proD のインストール ディレクトリには、このようなプログラムのデモ HReportExternally.exe が含まれています。このプログラムは .xlsx ファイル テンプレートを使用してレポートを Microsoft Excel スプレッドシート形式で出力します。レポートのタイプごとのテンプレートはインストール ディレクトリに含まれています。レポートのタイプごとのキーワードは以下を参照してください。

すべてのタイプのレポートにはユーザー定義プロパティも含まれます。ユーザー定義プロパティの名前には userdef_ を付ける必要があり、スペースは _x0020_ 文字列に置き換えます。

外部レポートを使用するために必要なセットアップ

外部レポート使用するには、次の 2 つの前提条件が満たされている必要があります:

例として、HReportExternally.exe デモを使用しています:

  1. Studio で、[ツール] > [設定] > [レポート] > [外部レポート] を選択します

    それぞれ 2 つのフィールドがある、レポート タイプのリストが表示されます。一方のフィールドはレポート処理プログラムへのファイル パス用、もう一方のフィールドはパラメーター引数用です。
  2. 適切なレポート タイプで、外部プログラムへのパスを挿入します

    例として集計 BOM レポートを選択し、<Harness ProD インストール ディレクトリ>\HReportExternally.exe デモ プログラムを使用します。
  3. 横のフィールドをクリックし、そのプログラムで必要な追加の引数を入力します。

    デモ プログラムの場合、これは該当するレポート テンプレートへのパスになります。テンプレートへのパスは次の形式で入力する必要があります: -template "<Harness proD インストール ディレクトリ>\Demo\Demo_ReportExternally\<テンプレート名>.xlsx"。集計 BOM レポートには、bom_aggregated_template.xlsx テンプレートを使用します。
  4. [OK] をクリックします。

"外部レポート" を使用したレポートのエクスポート

Studio で外部レポートの設定を行ったあと、これを使用してレポートをエクスポートできます:

  1. このプログラムでエクスポートするレポートを開きます。
  2. [ファイル] > [外部レポート] メニュー アイテムを選択します。

    最終レポートを保存するディレクトリを選択し、レポートの名前を定義し、適切なファイル拡張子を割り当てます。デモ プログラムの場合、拡張子は *.xlsx になります。
  3. [保存] をクリックします。

開発者のための情報

HReportExternally.exe のコンパイルされていないソース コードが <Harness proD インストール ディレクトリ>\Demo\Demo_ReportExternally\Demo_ReportExternally.zip に格納されています。

[外部レポート] 機能を使用してレポートを保存した場合、Harness proD では次のステップが実行されます:

この情報を使用してプログラムで最終レポートを作成します。

HReportExternally.exe 固有のテンプレート用変数

HReportExternally.exe デモ プログラムではそのテンプレート内で次のいくつかの変数が使用されています:

キーワード 説明
PROJECT_NAME プロジェクトの名前
DATE レポートがエクスポートされた日付
TIME レポートがエクスポートされた時刻
START データが入力されるテーブルの最初の列の必須指定
END データが入力されるテーブルの最後の列の必須指定