[外部レポート] 機能では、ユーザーが作成したレポート処理プログラムを使用して EPLAN Harness proD のレポートをエクスポートできます。レポートに含まれているデータを一時的な XML データ ファイルにエクスポートするとレポート処理プログラムが自動的に起動し、このデータを使用して必要な出力が作成されます。そのようなプログラムの作成方法については、開発者のための情報のセクションを参照してください。
EPLAN Harness proD のインストール ディレクトリには、このようなプログラムのデモ HReportExternally.exe が含まれています。このプログラムは .xlsx ファイル テンプレートを使用してレポートを Microsoft Excel スプレッドシート形式で出力します。レポートのタイプごとのテンプレートはインストール ディレクトリに含まれています。レポートのタイプごとのキーワードは以下を参照してください。
- アクセサリ レポートのキーワード
- アセンブリ / デバイス レポートのキーワード
- 部品表 (集計) のキーワード
- 部品表 (単品) のキーワード
- ケーブル レポートのキーワード
- ケーブル ユニット レポートのキーワード
- 接続可能オブジェクト レポートのキーワード
- 特殊コンポーネント レポートのキーワード
- 表面保護レポートのキーワード
- ワイヤ ハーネス レポートのキーワード
- ワイヤ リスト レポートのキーワード
すべてのタイプのレポートにはユーザー定義プロパティも含まれます。ユーザー定義プロパティの名前には userdef_ を付ける必要があり、スペースは _x0020_ 文字列に置き換えます。
"Inflammability acc. to FMVSS 302" というユーザー定義プロパティは外部レポートの Excel テンプレートに $userdef_Inflammability_x0020_acc._x0020_to_x0020_FMVSS_x0020_302$ として入力する必要があります。
外部レポートを使用するために必要なセットアップ
外部レポート使用するには、次の 2 つの前提条件が満たされている必要があります:
- マシンまたはローカル ネットワーク上で、レポートを処理する適切な .exe プログラムにアクセス可能である
- そのファイル パスとパラメーター引数が Studio の設定に追加されている
例として、HReportExternally.exe デモを使用しています:
- Studio で、[ツール] > [設定] > [レポート] > [外部レポート] を選択します
それぞれ 2 つのフィールドがある、レポート タイプのリストが表示されます。一方のフィールドはレポート処理プログラムへのファイル パス用、もう一方のフィールドはパラメーター引数用です。 - 適切なレポート タイプで、外部プログラムへのパスを挿入します
例として集計 BOM レポートを選択し、<Harness ProD インストール ディレクトリ>\HReportExternally.exe デモ プログラムを使用します。 - 横のフィールドをクリックし、そのプログラムで必要な追加の引数を入力します。
デモ プログラムの場合、これは該当するレポート テンプレートへのパスになります。テンプレートへのパスは次の形式で入力する必要があります: -template "<Harness proD インストール ディレクトリ>\Demo\Demo_ReportExternally\<テンプレート名>.xlsx"。集計 BOM レポートには、bom_aggregated_template.xlsx テンプレートを使用します。 - [OK] をクリックします。
"外部レポート" を使用したレポートのエクスポート
Studio で外部レポートの設定を行ったあと、これを使用してレポートをエクスポートできます:
- このプログラムでエクスポートするレポートを開きます。
- [ファイル] > [外部レポート] メニュー アイテムを選択します。
最終レポートを保存するディレクトリを選択し、レポートの名前を定義し、適切なファイル拡張子を割り当てます。デモ プログラムの場合、拡張子は *.xlsx になります。 - [保存] をクリックします。
開発者のための情報
[外部レポート] 機能を使用してレポートを保存した場合、Harness proD では次のステップが実行されます:
- レポート データが含まれている *.xml ファイルが作成されます。
- 次の引数を指定してプログラムが呼び出されます:
- -source "<xml データ ファイルへのファイル パス>"
- -output "<ユーザーが指定した出力ファイルへのファイル パス>"
- その他のユーザー定義引数 (
HReportExternally.exe デモ プログラムの場合の -template "<テンプレートへのファイル パス>" など)
この情報を使用してプログラムで最終レポートを作成します。
HReportExternally.exe 固有のテンプレート用変数
キーワード | 説明 |
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プロジェクトの名前 |
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レポートがエクスポートされた日付 |
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レポートがエクスポートされた時刻 |
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データが入力されるテーブルの最初の列の必須指定 |
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データが入力されるテーブルの最後の列の必須指定 |