この機能を使用できるのは、特定のモジュール パッケージだけです。情報 / 著作権
3D ビューは EPLAN Smart Wiring の独立した表示領域です。これはプロジェクトで 3D 実装データが使用可能な場合には常に表示されます。たとえば、*.EPDZ タイプの EPLAN プロジェクトを開いている場合や続行している場合に表示されます。3D ビューは接続リストの右側に表示され、選択されているレイアウト スペースの実装レイアウトとルーティング接続のビューが表示されます。
3D ビューの部分ビュー
3D ビューは次の部分ビューに分かれています:
- メイン ビュー
- 概要
- クリッピング レイヤー ビュー
以下の "ボタンと表示要素" セクションの図に、各部分ビューの場所が示されています。表示されている実装レイアウトの各領域をクリックまたはタップしてください。
メイン ビュー
メイン ビューには、設定されているズーム レベルに応じて、実装レイアウトの詳細ビュー、ソース アイテムとターゲット アイテムにルーティングされているワイヤとその接続状況が示されます。これらのアイテムで、関連するデバイス タグについての情報を呼び出すこともできます。さらに、プロジェクトで指定されているルーティング トラックが各ルーティング接続に表示されるようにすることができます。
概要
この部分ビューにはレイアウト スペース全体が表示されます。ここでは、ズームつまり拡大表示で作業しているときに、エンクロージャや連結のどの領域が現在表示されているかを確認することもできます。
クリッピング レイヤー ビュー
EPLAN Smart Wiring には、実装レイアウト内の隠れている電気アイテムや機械アイテムを表示する機能も備わっています。このために、Z 方向の表示深さレイヤー、いわゆるクリッピング レイヤーをレイアウト スペースで定義できます。現在設定している表示深さレイヤーが "クリッピング レイヤー ビュー" に表示されます。ここではレイアウト スペース内の実装レイアウトが (標準ビューを基準にして) 上方向から表示され、表示深さレイヤーは移動可能な赤色の線によって示されます。赤色の線の下にある電気アイテムと実装要素は EPLAN Smart Wiring のメイン ビューではすべて非表示になリます。これにより、設置されているエンクロージャ内の隠れているオブジェクトが見えるようになります。
ボタンと表示要素
メイン ビュー内とその下側にある各種ボタンと表示要素を使用して、レイアウト スペースでの向きを調整したり、アイテムやワイヤを最適な表示にしたりすることができます。以下の図に示されているユーザー インターフェイスをクリックまたはタップすると、各機能についての簡単な説明が表示されます。
レイアウト スペースの 3D ビューの変更
一般要件
- *.EPDZ タイプのプロジェクトを開いているか続行していること。
- 3D ビューで、選択したレイアウト スペースの実装レイアウトが表示されていること。
表示角度の回転
この機能では、マウスまたは指を移動することでレイアウト スペース内の実装レイアウトの表示角度を変更できます。
- まだ有効になっていない場合、 ボタンをクリックするかタップします。
- レイアウト スペースをクリックしてマウスの左ボタンを押したままにします。または、レイアウト スペースを指でタッチします。
- 表示角度を変更する方向に、マウス ボタンを押したままマウスを移動するか指を移動します。
- マウスまたは指を動かした方向に、レイアウト スペース内の実装レイアウトのグラフィックが回転します。
注記
表示角度の回転機能は既定で設定されています。
実装レイアウト内の隠れているアイテムを表示
クリッピング レイヤー機能を使用することで、実装レイアウト内で他のオブジェクトに隠れている電気アイテムや機械アイテムを表示できます。
手順
- ボタンをクリックするかタップします。
- メイン ビューでレイアウト スペースをクリックしてマウスの左ボタンを押したままにします。または、メイン ビューでレイアウト スペースを指でタップします。
- レイアウト スペース上でマウスまたは指を上方向にゆっくり移動します。
- このようにして、レイアウト スペースの Z 方向の表示深さレイヤーを定義できます。このレイヤーはクリッピング レイヤー ビューで移動可能な赤色の線によって示されます。
- 実装レイアウトのこの線の下にあるすべてのアイテムがメイン ビューで非表示になり、これまで隠れていたアイテムが見えるようになります。
- 実装レイアウトの非表示のアイテムやルーティング接続をレイアウト スペースで再び表示するには、マウスまたは指をゆっくり下方向に移動します。
注記
たとえば表示角度が回転した状態では実装レイアウトの一部が完全に非表示になることがあるため、クリッピング レイヤー機能を使用する前に標準ビューを有効にしておくことをお勧めします。
実装レイアウトのビューの移動
この機能では、設定されている表示角度とは関係なく、実装レイアウト全体のビューをレイアウト スペース内の X 方向と Y 方向の任意の位置に移動できます。
手順
- ボタンをクリックするかタップします。
- メイン ビューでレイアウト スペースをクリックしてマウスの左ボタンを押したままにします。または、メイン ビューでレイアウト スペースを指でタップします。
- 任意の位置に、マウス ボタンを押したままマウスを移動するか指を移動します。
- マウスまたは指を動かした方向に、レイアウト スペース内の実装レイアウトのグラフィックが移動します。
ビューポイントの変更
この機能では、90°きざみで切り替え可能なレイアウト スペースの各種直交 (上、下、左、右、正面、背面) ビューが作成されます。
- メイン ビューで、 ボタンをクリックするかタップします。
- 表示されている実装レイアウトの左、右、上、下に、次の矢印ボタンが表示されます:
- 必要な矢印ボタンをクリックするかタップします。
- 矢印の方向に応じて、実装レイアウトが縦方向または横方向に 90°回転します。
3D ビューのフルスクリーン ビューの有効化
フルスクリーン モードで 3D ビューを拡大表示できます。
- メイン ビューで、 ボタンをクリックするかタップします。
- メイン ビュー、概要、クリッピング レイヤー ビューがスクリーン全体またはディスプレイ全体に表示されます。
- 通常のビューに戻すには、フルスクリーンの 3D ビューで ボタンをクリックします。
透明モードの有効化
3D ビューでは、電気アイテムや機械アイテムを透明表示することによって、選択したレイアウト スペース内の実装レイアウトのルーティング接続をハイライトできます。この表示モードには 3 つのレベルがあり、 ボタンを使用して設定できます。
手順
- ボタンをクリックするかタップして、次のいずれかの透明度を指定します。
状態ボタン |
透明度 |
---|---|
|
すべてを表示します。 |
|
ルーティング接続を表示し、そのルーティングに関連する電気アイテムと機械アイテム (ケーブル ダクトや実装レールなど) は半透明で表示します。 |
|
ルーティング接続のみを表示します。実装レイアウトのその他のアイテムはすべて完全な透明表示になります。 |
デバイス タグを表示
3D ビューでは、選択したレイアウト スペースの実装レイアウトに電気アイテムの完全なデバイス タグを表示できます。
手順
- 最初に、オブジェクト選択表示のシンボルが から に変わるまで、実装レイアウトにズームします。
- 任意の電気アイテムをクリックするかタップします。
- メイン ビューの上部エッジに、そのアイテムの完全なデバイス タグが青色のラベルで表示されます。そのラベルから、実装レイアウト内の選択されているアイテムを指す青色の線が表示されます。
- そのアイテムに接続しているすべてのルーティング接続が別の色でハイライトされます。これに従い、接続リストにはこれらのルーティング接続のみが表示されます。
- ラベルを再び非表示にするには、そのアイテムを再びクリックします。
ルーティング接続を表示して編集用に開く
3D ビューでは、実装レイアウトに表示されているすべてのルーティング接続からルーティング接続を 1 つ選択し、接続リストで編集用に開くことができます。
手順
- 最初に、オブジェクト選択表示のシンボルが から に変わるまで、実装レイアウトにズームします。
- 任意のルーティング接続をクリックするかタップします。
- 事前選択が表示されます。選択したルーティング接続の外側エッジが細い緑色の線でハイライトされ、接続されているソース アイテムとターゲット アイテムが赤色でハイライトされます。
- そのルーティング接続を再びクリックするかタップします。
- そのルーティング接続が赤色でハイライトされ、実装レイアウトの選択されていないルーティング接続はすべて非表示になります。ターゲットとソースのハイライトは維持されます。
- 選択したルーティング接続の詳細ビューが接続リストで自動的に開き、配線ステータスが編集可能になります。
- ルーティング接続を編集せずにこの表示モードを終了する場合、詳細ビューのヘッダーをクリックするかタップします。
表示角度 / ビューポイントの固定
ルーティング接続の配線ステータスを編集しているときに、実装レイアウト上の選択した表示角度 / ビューポイントを 3D ビューで固定できます。これにより、ルーティング接続の詳細ビューを開いたときに、選択したルーティング接続が既定の正面ビューで表示されなくなります。
手順
- 最初に、メイン ビューで任意の表示角度 / ビューポイントを設定します。
- メイン ビューで、画鋲のボタン をクリックするかタップします。
- このボタンが赤色になります ()。
- 次に、接続リストでルーティング接続の詳細ビューを開きます。
- 3D ビューでそのルーティング接続は赤色でハイライトされますが、ビューポイント / 表示角度は変わりません。
- 固定を解除するには、このボタンを再びクリックするかタップします。
その他の情報
概要
クリッピング レイヤー ビュー
メイン ビュー
レイアウト スペースの選択
透明モード
表示角度を固定 / 固定解除
オブジェクト選択が可能 / 不可能
表示角度の回転
"クリッピング レイヤー" モード
実装レイアウトのビューの移動
黒色の背景
白色の背景
ビューをズーム
標準ビュー
ビューをズーム
ビューポイントを切り替え (90°きざみ)
フルスクリーン モード