[軸を中心に回転] 機能では、レイアウト スペース内の 1 つまたは複数のオブジェクト (STEP ファイルからインポートした 3D ボディなど) が、それらのオブジェクトを囲む非表示の長方形ボディの中心を中心として回転します。エッジ、補助ライン、実装ポイントまたはベース ポイントの軸を回転軸として使用できます。これにより、レイアウト スペースの座標系とは関係なく、非直交ラインやエッジを中心にして 3D オブジェクトを回転させることもできます。

次の図に、回転動作の原理を示します: 選択した回転軸 (1) が周囲の長方形の中心に投影されます。この投影された回転軸 (2) を中心に回転が行われます。

軸、エッジ、またはラインを中心にして 3D オブジェクトを回転させるには、次の 4 つの操作を実行する必要があります。

• 回転させるオブジェクトの選択
• 回転軸の指定
• 回転軸での回転方向の指定
• 回転角の入力

必須条件:

• プロジェクトを開いていること。
• レイアウト スペース ナビゲーターが開いており、レイアウト スペースが開いていること。

1. [ビュー] > [実装補助] メニュー アイテムを選択します。
   
   実装ポイント、ベース ポイント、およびこれらの 3D 座標系が表示されます。
   
   これらの座標系の X、Y、Z 軸を回転軸として使用できます。
2. [編集] > [グラフィックス] > [軸を中心に回転] メニュー アイテムを選択します。
3. マウスを使用して、回転させるオブジェクトを囲むようにドラッグして枠を描きます。
4. 次の選択によって、回転の中心となる回転軸が決まります。レイアウト スペース内の軸、エッジ、またはラインにカーソルを合わせます。
   
   カーソルを合わせた軸、エッジ、またはラインがハイライトされます。
5. 目的の軸、ライン、またはエッジをクリックします。
6. 次の選択によって、回転軸を中心にしたオブジェクトの回転方向が決まります。回転軸として指定したエッジまたはラインの端点をクリックします。

回転軸上の異なる始点で 30°回転


選択した回転軸: エッジ	回転軸上の始点	結果
	左	左に回転
	右	右に回転

7. 入力ボックスに回転角を入力します。

注記:

設定に応じて、入力ボックスはカーソルにただちに表示されるか、最初の数値を入力したあとに表示されます。3D ビューですべてのエントリに常に入力ボックスを表示する場合は、[オプション] > [設定] > [ユーザー] > [グラフィカル編集] > [入力ボックス] メニュー アイテムを選択し、[入力ボックス (3D) を常に表示する] チェック ボックスをオンにします。