EPLAN Pro Panel では、レイアウト スペースの 3D 部品配置で [実装リスト] レポートを生成できます。実装リストは、レイアウト スペースにおけるレイアウトの階層構造を、レポートに割り当てるために使用されます。レポートは、特定の部品配置 (実装パネル、エンクロージャ、バスバーなど) で生成できます。
このような機能別レポートでは、プロパティ ダイアログで [実装リストに出力] (ID 36032) プロパティが有効になっている 3D 部品配置が評価されます。このプロパティは、すべての 3D オブジェクトに対するプロパティ選択を使用して選択することができます (実装面を除く)。このプロパティが有効になっているデバイスの場合、出力される実装リストには、その直下の階層レベルのすべてのデバイスがリストされます。既定では、リストされたオブジェクトは凡例アイテムごとにソートされます。
実装リストを作成するには、[レポートの選択] ダイアログから "実装リスト" レポート タイプを使用できます。実装リストの出力時に、手動選択を行うことができます。後続のダイアログには、[実装リストに出力] プロパティが有効になっているすべての 3D 部品配置がリストされます。
[実装リストに出力] プロパティが有効になっている場合、たとえばエンクロージャでは、そのエンクロージャのデバイス データがレポートのヘッダーに出力されます。データ エリアには、レイアウト スペースでこのエンクロージャの直下の階層レベルに配置されているすべてのデバイスがリストされます。
このエンクロージャに配置されている実装パネルでは、これより下の階層レベルにある関連デバイスは出力されません。このようなデバイスを出力する必要がある場合は、実装パネルでも [実装リストに出力] プロパティを有効にする必要があります。この場合、実装パネルのデータおよび実装パネルに配置されているデバイスが含まれる 2 つ目の実装リストが出力されます。
実装リストのフォーム
実装リストを作成する際には、プロジェクト固有の [設定: ページ出力] ダイアログで "実装リスト (*. f32)" フォーム タイプに指定されたフォームが使用されます。[プレースホルダー テキスト - 実装リスト] ダイアログでは、このタイプのフォームのためのプレースホルダー テキストを次の要素から選択できます:
- 部品データ
- 部品配置
- 部品参照データ
- デバイス データ
- レコード
同じプレースホルダー テキストを、ヘッダーとデータ エリアの両方で選択することができます。
レイアウト スペース ナビゲーターにおけるフィルター
どのデバイスが実装リストの生成対象であるかを確認するには、レイアウト スペース ナビゲーターの新規フィルターを作成し、フィルター条件として [実装リストに出力] プロパティを選択します。
関連項目