必須条件:
穴あけパターンの自動継承
銅アイテムの設置時は、1 つの銅アイテムから別の銅アイテムに、自動的に切り抜きを適用できます。銅アイテムが別の銅アイテムの実装面および重複エリアに配置されている場合、切り抜きがあります。このような切り抜きは、新しく配置された銅アイテムに自動的に適用されます。この参照は、穴あけビューとエクスポートに考慮されます。削除または移動によって 2 つの銅アイテムを分離する場合、参照された穴あけパターンは維持されません。
各アイテムは平行に配置され、上下に並べて表示されており、切り抜き全体がターゲット アイテムの実装面に存在していることが条件となります。
銅アイテムを配置する前に、最初に [自動的に複数の切り抜きを生成する] 設定をオンにしておく必要があります。これにより、[複数の切り抜きが可能] プロパティが設定され、すべての部品配置で有効になります。
- メニュー アイテム [オプション] > [設定] > [ユーザー] > [グラフィカル編集] > [銅 (曲げ)] を選択します。
- [自動的に複数の切り抜きを生成する] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
- 銅アイテム上に切り抜き (ドリル穴など) を配置します。
- ドリル穴を持つ最初のアイテムの実装面に、2 つ目の銅アイテムを配置します。ドリル穴が 2 つ目の銅アイテムの実装面によって完全に覆われていることを確認します。
ドリル穴が 2 つ目の銅アイテムに継承され、表示されます。
穴あけパターンの手動継承
切り抜きの自動継承とは別に、1 つの銅アイテムから別の配置済み銅アイテムへ、切り抜きをあとから継承させることができます。この場合も、各アイテムは平行に配置され、上下に並べて表示されており、切り抜き全体がターゲット アイテムの実装面に存在していることが条件となります。
- メニュー アイテム [編集] > [グラフィックス] > [穴あけパターンを継承] を選択します。
- 穴あけパターンを継承するソース アイテムをクリックして選択します。この場合、選択できるのは銅アイテムだけです。
- 穴あけパターンの継承先のアイテムの実装面を選択します。
ターゲット アイテムの実装面にカーソルが触れると、その実装面が色でハイライトされます。実装面にはスナップ ポイントと座標系が表示されます。 - 適切な実装面をクリックして選択します。
ソース アイテム (1) の穴あけパターンが、ターゲット アイテム (2) に継承されます。
ターゲット アイテムの選択は維持されているので、穴あけパターンを継承する別の実装面をクリックすることができます。
継承の更新
切り抜きの継承は、銅アイテムを変更するさまざまなアクションによって影響を受ける場合があります。銅アイテムの変更により、継承された切り抜きの表示が正しくなくなる可能性があります。[グラフィカル編集] > [銅 (曲げ)] > [自動的に複数の切り抜きを更新する] ユーザー設定をオンにすると、切り抜きを変更するたびに更新が自動実行されます。
ただし、レイアウト スペース全体の継承を手動で更新することも可能です。
- メニュー アイテム [編集] > [グラフィックス] > [複数の切り抜きを更新] を選択します。
現在のレイアウト スペースで、切り抜きのすべての継承が再計算されます。表示が更新されます。
関連項目