このダイアログでは、端子のプロパティを指定または変更できます。変更できないプロパティは灰色表示になります。
[プロパティ (グローバル)] 編集モードでは、表示されたすべての端子のプロパティを一括して編集できます。この場合、関連するメイン機能に追加のタブ [端子台定義 (デバイス)] と [部品 (デバイス)] が表示されます。
メイン ダイアログの要素の概要:
表示 DT は、コンポーネントのグラフィカル エディターに表示されます。シンボルの挿入時にデバイスが自動的に番号付けされるプロジェクト設定で定義した場合には、DT の候補が自動的に表示されます。この DT をそのまま使用するか、手動で上書きすることができます。
ポップアップ メニューまたは [...] ボタンを使用して、DT を作成または選択することもできます。
このフィールドにはコンポーネント / アイテムのフル DT (つまり、現在の環境の構造識別子 + 表示 DT) が表示されます。[...] ボタンを使用して [フル DT] ダイアログを開きます。たとえば別の実装位置を選択するなど、そこで構造識別子を編集できます。
このフィールドには端子番号が表示されます。端子番号により、端子台における端子の位置が決定されます。ここで入力した値は [端子 / ピン番号] プロパティに保存されます。
ヒント:
[表示 DT] フィールドにコロンを入力した場合、コロンに続くすべての文字が自動的に [名称] フィールドに転送されます。
端子の説明をここに入力します。
このフィールドには現在の機能の接続ポイント名称と、現在の機能から DT を採用している機能の接続ポイント名称が表示されます。
機能 / デバイスの接続ポイント名称を手動で変更するか、ドロップダウン リストからエントリを選択できます。段落記号で分割されている接続ポイント名称もあります。複数の接続ポイント名称を手動で編集する場合、次の点に注意してください:
- 段落記号の間の実位置に値を入力することで、特定の個別接続ポイント名称を変更できます。
- 1 つの単一値でエントリ全体を上書きする場合、この値は最初の接続ポイントに割り当てられます。その他の接続ポイントの接続ポイント名称は変更されません。
- エントリ全体を削除した場合、すべての接続ポイント名称が削除されます。
注記:
- このフィールドの内容は、1 つのプロパティのみに保存されます。[接続ポイント名称 (すべて)] (ID 20038) プロパティを使用して、コンポーネントの接続ポイント名称を表示できます。このプロパティは、現在の機能のすべての接続ポイント名称を表示します。しかし、フィールド [接続ポイント名称] に表示されるその他の機能の接続ポイント名称はこのプロパティには含まれません。
- プロジェクト設定 ([オプション] > [設定] > [<プロジェクト名>] > [グラフィカル編集] > [一般]) でオプション [回転接続ポイント名称を表示する] を使用して、[端子 / ピン番号] および [接続ポイント名称] フィールドの回転表示を行います。この設定は、プロパティ配置が[既定の設定] の場合にのみ考慮されます。
機能 / デバイスの接続ポイント名称を入力するか、ドロップダウン リストからデータを選択します。
ここでは端子がマルチレベル端子かどうかを指定できます。マルチレベル端子には、重ね合わされた複数の端子レベルが含まれます。
値 > 0 の値を入力した場合、端子はマルチレベル端子として定義されます。値 "1" は最も下のレベルに対応します。
"0" を入力した場合、端子は単端子として定義されます。
ここには機能 / デバイスの機能テキストを入力します。
手動で入力された機能テキストの他に、プロパティのテーブルには別の (自動的に決定された) 機能テキストが表示されます:
- 機能テキスト (自動): 手入力した機能テキストの内容を表示します。これが空の場合には、パス機能テキストを表示します。[プロパティ (グローバル)] 編集モードでこの機能テキストを編集する場合、内容は最初に機能テキストが入力された機能へ返送されます。このプロパティがプロジェクト ページに表示される際には、改行が除去されます。
- 機能テキスト (一般): 機能の機能テキスト (自動) を表示します。これが空の場合には、関連するメイン機能の機能テキスト (自動) を表示します。
サドル ジャンパーの位置を指定します。自動的にサドル ジャンパーを形成するオプションが、端子の機能定義に事前設定されています (追加の [サドル ジャンパー オプション] プロパティ)。ドロップダウン リストでは、次のオプションを使用できます。
- [自動]: 端子台の隣り合う端子 (各々が任意に接続されている) がサドル ジャンパーに自動的に接続されます。
- [自動、ジャンパーの開始点]: 自動生成されたサドル ジャンパーの開始点。並び順で前にある端子にサドル ジャンパーが生成されないようにします。
- [自動、ジャンパーの終了点]: 自動生成されたサドル ジャンパーの終了点。並び順で後ろにある端子にサドル ジャンパーが生成されないようにします。
- [自動ジャンパーがありません]: どちらの端にもサドル ジャンパーが生成されないようにします。
注記:
手動サドル ジャンパーは [端子台の編集] ダイアログで指定できます。サドル ジャンパーの設定は、ジャンパーの開始点を表す端子に保存されます。この目的で、[手動サドル ジャンパー (内部)] および [手動サドル ジャンパー (外部)] プロパティを端子で使用できます。
[...] をクリックして [機能定義] ダイアログを開きます。ここでは機能定義はすでにフィルタリングされており、端子定義だけが示されます。任意の端子を選択します。
このフィールドは、[シンボル / 機能データ] タブの [定義] フィールドと同期します。
このチェック ボックスがオンになっている場合、端子はメイン端子であり、メイン機能と同じように動作します。たとえば、メイン端子の場合、機能テンプレートは端子台ナビゲーターに表示され、デバイス選択が実行されます。端子台には必要に応じていくつでもメイン端子を含めることができます。
チェック ボックスがオフになっている場合、端子は補助端子です。
このチェック ボックスがオンになっている場合、端子は分散端子です。分散端子は端子上の 1 つまたは複数の接続ポイントを表すことができます。分散端子には [接続] タブが表示されません。
チェック ボックスがオフになっている場合、端子は完全です。つまり、すべての端子機能の接続ポイントがこの端子に表示されます。
端子には、その他のプロパティの他に次のプロパティを使用できます。
- [端子カテゴリ]: このプロパティを使用して、より詳細に端子を特徴付けます。端子には、貫通端子台、絶縁端子、スイッチング端子、ダイオード端子などがあります。このプロパティは端子のレポートに表示され、これを使用して出力端子のグラフィックスを出力できます。
- [同じ名称を許可]: このプロパティを使用して、複数の端子が同じ端子名称を使用する場合にメッセージが表示されないように指定します。これは、たとえば PE / PEN 端子の場合に意味があります。
- [端子: デバイス位置]: このプロパティでは端子デバイス (マルチレベル端子など) が特定されます。端子デバイスのすべての端子は、デバイス位置が同じになります。ソート コードは、端子デバイス内での端子の順序を表します。
注記:
複数の表示タイプで端子を配置する場合、この設定はオフにして各端子を個別に定義します。そうしない場合、グローバル編集で問題が発生する可能性があります。
関連項目