[ホース ラインの設定] ダイアログを開いていること。
このダイアログでは、[ホース ラインの設定] ダイアログのテーブルで選択したホース ラインのプロパティを設定し、値を割り当てます。ドロップダウン リストに選択候補として表示される値は、選択したスキームの設定から取得されます。この設定により、ホース ライン識別とタイプ コードが生成されます。
このダイアログではブロック編集が可能です。つまり、この機能を使用することで、複数のホース ラインの選択した構成データを同時に編集できます。編集するホース ラインによってプロパティの値が異なる場合、このことが "<<...>>" というエントリによって示されます。
メイン ダイアログの要素の概要:
[ホース] グループ ボックス
ホース ラインの最大許容動的稼働可能圧力 (単位 "バール") の値を選択できます。
選択候補の値は設定で選択した単位で表示されます。単位が指定されていない場合、単位は自動的に "mm" になります。
ホースは規格化されたアイテムなので、ホース タイプに加えて規格名称が表示されます。ホース タイプは選択した最大許容動的稼働可能圧力とホースの直径 (仮) によって決まります。
タイプ コードを出力する際にこの情報が必要です。単位付きまたは単位なしで値を入力できます。[一般] タブの [ホース ライン長さ測定単位] フィールドで選択されている単位にすべてのエントリが自動的に変換されます。
ホース ラインの長さは、必ず、シーリング ヘッド間の長さ、または、カーブした制御弁の場合には制御弁の中点間の長さを指します。
[詳細指定] グループ ボックス
[...] をクリックして、次のダイアログで任意のホース ライン メーカーを選択します。ホース ライン識別を出力する際にこの情報が必要です。
矢印ボタン / カレンダーを使用して、ホース ラインの製造年月を選択します。日付は <MM / YYYY> の形式でフィールドに表示されます。製造年月はホース ライン タグ行の一部です ([識別子] フィールドの説明を参照)。
稼働可能圧力に選択した単位はホース ライン識別に出力されます。ここでは、表示単位として バール または MPa を選択します。
稼働可能圧力の入力時に設定では単位 "バール" が基準として使用されるため、"MPa" を使用した場合には、ホース ライン コンフィギュレーターはそれに応じて稼働可能圧力の値が表示用に変換されます。
このフィールドにはホース ライン識別が表示されます。
ホース ライン識別の要素の順序は DIN 20066 規格の仕様に従います。左から右に、要素は次のプロパティの値から成ります。
- [メーカー] (省略名)
- [稼働可能圧力] (単位に関する情報を含む)
- [製造年] (スラッシュを使用せずに <YYMM> の形式で表示されます。たとえば、"1608" と表示される場合、ホース ラインは 2016 年 8 月に製造されたことを意味します。)
値はスラッシュで区切られます (スラッシュの前後には空白が出力されます)。
各フィールドの横にある [...] をクリックし、開いた [制御弁の選択] ダイアログで、ホースの左側または右側に取り付ける制御弁のシリーズと製造タイプを選択します。選択した制御弁の設定でイメージ ファイルへのパスを指定してある場合、各フィールドの下にあるプレビュー ウィンドウに制御弁のイメージが表示されます。
このフィールドには、ホースの端に取り付ける制御弁のねじれ角を単位なしで入力します。フィールドの下のグラフィックスに、角度がどのように定義されているかが示されます。
このフィールドには設定済みのホース ラインが表示されます。ホース ラインを正確に発注するために、これを指定する必要があります。
タイプ コードの各要素とその出力順序を設定で指定できます。
設定で既定のスキーム DIN 20066_2012-01 を使用した場合、DIN 20066 規格の仕様を満たすタイプ コードが生成されます。この場合、タイプ コードは左から右に次のプロパティの値から成ります。
- [ホース タイプ] (ホースの稼働可能圧力と直径 (仮) による)
- [直径 (仮)] (単位の指定なし)*
- 製造タイプ、制御弁、左*
- 製造タイプ、制御弁、右*
- [ホース ライン長さ] (単位の指定なし)
- [ねじれ角] (エルボウ継手にのみ関連、度数の指定なし)
プロパティの値は "*" でマークされ、区切り文字なしでタイプ コードに出力されます。その他すべての値はスラッシュで区切られます。
いくつかのホース メーカーからはホース ラインの拡張オーダー オプションが提供されています。たとえば、チューブ保護付きホース ラインをオーダーできます。メーカー固有のオーダー仕様を可能にするため、ホース ライン コンフィギュレーターでこのボタンを使用してタイプ コードにフリー プロパティを追加できます。
このボタンをクリックし、[プロパティ (タイプ コード)] ダイアログでフリー プロパティの名前と値を入力します。
注記:
このボタンはホース ライン コンフィギュレーターの設定で次の要件が満たされている場合にのみ使用できます。
- [その他のプロパティ] タブで 1 つ以上のフリー プロパティが定義され、それぞれに値が割り当てられている。
- [一般] タブでタイプ コードの書式に対応する書式要素 (フリー プロパティと区切り文字) が追加されている。
関連項目