流体回路図が複数のページから成り、複数のページにまたがるフルード シンボルが互いに接続している場合、DIN ISO 1219-2 規格では、これらの接続 (ライン) の中継ポイントに参照を宣言する必要があることが定められています。両方の側で同じ参照宣言が行われ、区切り文字としてハイフンを含み、接続 (ライン) が継続するページの番号が宣言されている必要があります。回路図のタイプ (空圧、油圧など) と回路図パスの指定を接続参照に任意で追加できます。
規格に準拠したこのような中継ポイントは、回路図オブジェクトの挿入および切り取り時に、EPLAN Fluid の流体動力回路図ページで自動的に作成することができます。これの前提条件として、プロジェクトの Fl_1219-2_tpl001 プロジェクト テンプレートを選択し、スマート コネクト ([オプション] > [スマート コネクト] メニュー アイテム) を有効にしている必要があります。
これにより、次のデータが長方形のテキスト ボックスに表示されます。
- 中継ポイントの表示 DT
- 区切り文字
- 中継ポイントの相手側が配置されている回路図ページの分野の識別子
- 中継ポイントの相手側が配置されているページの名前 (番号)
- 区切り文字
- 中継ポイントの相手側が配置されている回路図ページの行の名称または番号
- 区切り文字
- 中継ポイントの相手側が配置されている回路図ページの列の番号
以下の例では、[スマート コネクト] が有効な状態で、ページ 3 (上側) のシリンダー 1-P3.1 が切り取られ、新しいページ 4 (下側) に貼り付けられます。
ページ 3 にある一方向絞り制御弁 1-P2.1 および 1-P2.2 からの接続が中断してページ 4 に続き、シリンダー 1-P3.1 にルーティングされています。
中継ポイント クロスリファレンスに次の情報がそれぞれ区切り文字で区切って表示されます: 2 つの中継ポイントの表示デバイス タグ (ここでは 001 と 002)、"空圧" 分野のページであることを示す媒体コード P とページ番号 (ここでは 4 と 3)、回路図ページの行番号 (ここでは B と A)、ページの列番号 (ここでは 2 と 4)。最後の 2 つのデータは、各回路図ページ上で相互にクロスリファレンスされる中継ポイントの位置を参照します。たとえば、回路図ページ 3、行 A、列 4 にある中継ポイント 001-P4-B/2 (上側の回路図セクションを参照) は、ページ 4、行 B、列 2 にあるその相手側 001-P3-A/4 (下側の回路図セクションを参照) を指します。その逆に、相手側はページ 3、行 A、列 4 にある中継ポイントを指します。