EPLAN プラットフォームのグラフィカル ユーザー インターフェイスが拡張され、高解像度の画面が使用されている場合に解像度 (4K または Ultra HD) に合わせてアイコンやフォントを拡大 / 縮小できるようになりました。
この結果、外観が変わり (アイコンやフォントが新しくなるなど)、ドッキング可能なウィンドウ (ナビゲーター、グラフィカル エディターなど) の一部の動作が変わりました。
ウィンドウを配置する際のグラフィカル サポート
ドッキング解除されているウィンドウ (ナビゲーター、グラフィカル プレビュー、ページ) を移動する際には、複数のドッキング要素が表示されます。次のユーザー インターフェイス要素を使用して、そのようなウィンドウのドッキング位置を指定できます:
ドッキング要素 |
意味 |
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タブ グループのサイドに、またはタブ グループのタブとしてドッキングします。 |
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タブ グループまたは EPLAN メイン ウィンドウの左側の領域にドッキングします。 |
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タブ グループまたは EPLAN メイン ウィンドウの右側の領域にドッキングします。 |
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タブ グループまたは EPLAN メイン ウィンドウの上側の領域にドッキングします。 |
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タブ グループまたは EPLAN メイン ウィンドウの下側の領域にドッキングします。 |
移動中にドッキング要素の上にウィンドウを動かすと、事前に選択されている位置が (青色で) ハイライトされます。
ウィンドウでのナビゲーター、ページなどのグループ化
これまでのように、複数のナビゲーターを重ねて配置できます。そのような場合、これまでのバージョンとは異なり、複数のダイアログが 1 つのウィンドウ内でグループ化されるようになりました。このウィンドウ内にエディター (ページ、シンボル、フォームなど) も配置できます。
ヒント:
ショートカット キー Ctrl + F7 を使用することで、ウィンドウで重ねて表示されているタブを間を切り替えて別のタブを手前に表示できます。
これまでは、ドッキング解除されたナビゲーターやページは 2 つ目の画面上に別々にしか配置できませんでした。複数のタブがあるウィンドウを、ドッキング解除された状態で、たとえば 2 つ目の画面に配置できます。
プロジェクト ページなどのナビゲーターをタブとして表示
すべてのナビゲーター、グラフィカル プレビュー、開いているプロジェクト ページ、フォームなどをタブとしてドッキング可能になりました。開いているエディターのこれまでのタブとは異なり、タブが左上に表示されるようになりました。そのようなウィンドウを再び閉じるには、タブにある ボタンを直接クリックします。
利点:
開いているプロジェクト ページ上にスペース要件が大きいウィンドウ (EPLAN Cogineer、EPLAN Data Portal など) をタブのように配置することで、EPLAN プラットフォームを自分にとってさらにわかりやすく整理できます。ウィンドウの移動に手間をかけたり一時的にサイズ変更したりする必要がなくなりました。
ドッキング解除されたウィンドウをタブとしてドッキングするには、次の方法があります:
- ウィンドウのタイトル バーにあるポップアップ メニューでポップアップ メニュー アイテム [タブとしてドッキング] を選択します。
- 移動の際に、十字形のドッキング要素の中心にウィンドウを配置します。
タブとして重ねて表示されている複数のウィンドウが、光学ユニット、いわゆるタブ グループを形成します。
ヒント:
ショートカット キー Ctrl + F6 を使用することで、グループの各タブ間を切り替えて別のウィンドウを手前に表示できます。
複数のタブがあるドック ウィンドウが複数存在する場合、これらのウィンドウをさまざまなタブ グループに整理できます。このためには、タブをクリックし、ポップアップ メニュー アイテム [新規タブ グループ] > [水平] または [新規タブ グループ] > [垂直] を選択します。
ポップアップとしてのウィンドウの配置
ナビゲーター、ページなどのウィンドウをメイン ウィンドウの右側、上側、または下側の余白にポップアップとしてピン留めできます。これを行うには、ドック ウィンドウのタイトル バーにある ([ピン]) ボタンをクリックし、ポップアップ メニューの [ポップアップ] メニュー アイテムを選択します。
そのウィンドウが非表示になり、余白にタブとしてのみ表示されます。このタブにカーソルを合わせると、"非表示" のウィンドウが再び表示され、選択を実行できます。カーソルをこのウィンドウの外に移動すると、ポップアップは再び消えます。 ([固定解除]) ボタンを表示されている状態でクリックするか、[ポップアップ] メニュー アイテムを再び選択すると、そのウィンドウが再びドッキングされます。
利点:
ウィンドウはポップアップとして配置されて一時的にのみ表示されるので、EPLAN のメイン ウィンドウでエディター (グラフィカル エディター、シンボル エディターなど) に使用可能なスペースが増えます。
ツール バーの拡張
ツール バーのヒントの拡張
ステータス バーからの情報が、ツール バー内のボタンの下のヒントに追加で表示されるようになりました。ヒントおよび追加で各ショートカット キーを表示するかどうかは、変更された [カスタマイズ] ダイアログの新しい [オプション] タブで指定します。
ツール バーのポップアップ メニューの拡張
ツール バーのポップアップ メニューを使用して、ツール バーだけでなく、ドッキング可能ウィンドウの表示 / 非表示も設定可能になりました。新しいワークスペースが選択されるまで、このポップアップ メニューには現在開いているウィンドウと以前に開いたウィンドウがすべて表示されます。
ボタンの表示の制御
ポップアップ メニュー [カスタマイズ] を選択した場合に、ツール バーに追加のポップアップ メニューが表示されるようになりました。このポップアップ メニューを使用して、ボタンの表示を制御できます。各ポップアップ メニュー アイテムを使用して、ボタンにイメージの代わりにテキストを表示したり、イメージとテキストの両方を表示したりすることができます。
廃止された機能
- 開いているエディター (ページ、シンボル、フォームなど) で、下にタブ (ブック) が表示されなくなりました。ウィンドウがタブにドッキングされている場合、タブは左上に表示されるようになり、非表示にできなくなりました。メニュー アイテム [ビュー] > [ブック] がこれに伴って除去されました。
- エディターおよびドッキングされているナビゲーター ウィンドウの最小化 / 最大化を行えなくなりました。代わりに、ウィンドウ内で複数のエディター / ナビゲーターをグループ化して重ねて表示できます。エディター内の Windows 標準ボタンが除去されました。ナビゲーターのタイトル バーにある ボタンでは、重ねて表示されているナビゲーターが最小化されるのではなく、(ウィンドウ位置のメニュー アイテムなどを含む) メニューが開きます。
- ツール バーを 2 つのナビゲーターの間またはナビゲーターと開いているページの間に縦に配置できなくなりました。EPLAN プラットフォームの左側または右側のウィンドウ枠では縦に配置できます。
- ユーザー インターフェイスが拡張されて高解像度のモニターがサポートされるようになったため、以前のバージョンの EPLAN (バージョン 2.7 以前) のワークスペースはサポートされなくなり、使用したりインポートしたりすることができなくなりました。EPLAN の新しいワークスペースはインストールによってマスター データで使用可能になります。