さらに明確に構造化された [割り当て] タブ
プレースホルダー オブジェクトのプロパティ ダイアログをより明確に構造化するために、[割り当て] タブのプロパティ テーブルにすべてのプロパティではなく関連する選択済みプロパティのみが表示されるようになりました。
利点:
[割り当て] タブの設計変更により、プレースホルダー オブジェクトの作成と編集が簡単になりました。時間がかかる検索を行うことなく、関連するプロパティと選択したプロパティがただちに表示されるようになりました。
このタブの設計変更に伴い、新規プレースホルダー オブジェクトの作成と編集の手順が変わりました。新しいプレースホルダー オブジェクトが挿入されると、最初はページ / レイアウト スペースでマークされているオブジェクトのみがテーブルに表示されます。関連ページまたはレイアウト スペースは常にテーブルの最上部のオブジェクトとして表示されます。
新規または既存のプレースホルダー オブジェクトで、選択したオブジェクトに必要なプロパティを追加したり再び除去したりするには、このテーブルの上にある 2 つの新しいボタン ([新規]) と ([削除]) を使用できます。
プロパティがあるテーブルをその構造でより明確にするために、機能および同様のオブジェクト (中継ポイント、構造ボックスなど) の [プロパティ] 列のツリー構造には、まだ 2 つのレベルしかありません。オブジェクト タイプと完全名が結合して表示されるようになりました (たとえば "安全ヒューズ =A1+O1-F5:1")。頻繁に使用されないページやグラフィカル要素などのその他のオブジェクトでは、選択されているプロパティに対して 3 レベル構造が保持されています。
表示されるオブジェクトの数の削減
新しい [選択したプロパティがないオブジェクトを非表示] チェック ボックスを使用して、表示されるオブジェクトの数を減らすことができます。このチェック ボックスがオンになっていると、プロパティが選択されているオブジェクトのみがテーブルに表示されたままになります。このチェック ボックスの有効化は保存されません。
手順変更によって不要になったチェック ボックスとして、[[変数] 列に値を持つプロパティのみ表示する]、[[現在の値] 列に値を持つプロパティのみ表示する]、および [ページ プロパティ] / [レイアウト スペース プロパティ] が除去されました。
グラフィカル要素の表示プロパティによるプレースホルダー オブジェクトの拡張
プレースホルダー オブジェクトのグラフィカル要素で、"書式" 階層レベル下のグラフィカル要素のプロパティ ダイアログにある表示プロパティの一部にアクセスすることもできるようになりました。これらは [線の太さ]、[色]、[非表示]、および [線種] プロパティです。したがって、これに応じて構成された値セットにより、たとえば長方形を非表示に設定したり、線の色を切り替えたりできます。
プレースホルダー オブジェクトのプレビュー
プレースホルダー オブジェクトのプレビューが常に表示されるようになりました。以前に使用されていたプレビューの表示と非表示を切り替えるためのチェック ボックスの代わりに、[セクションの拡大] チェック ボックスを使用できるようになりました。このチェック ボックスがオンになっていると、選択したプレースホルダー オブジェクトと関連オブジェクトがあるセクションが拡大表示されます。
[値] タブにおける変更
[値] タブの機能強化もいくつか行われました。
- (新規) ボタンと (削除) ボタンを使用して、変数と値セットも追加または削除できるようになりました。選択されているセルに応じて、変数または値セットが作成または削除されます。既定では、この方法で作成された値セットには値セット名として連番が付けられ、これは後で変更できます。
- 追加されたボタン ([左に移動]) および ([右に移動]) を使用して、[値] タブ内の値セットの順序を制御できます。
- [割り当て] タブでプロパティの変数を入力した場合は、[値] タブに切り替えるときに、この変数が自動的に使用できるようになります。
- 値を入力すると、変数が割り当てられているプロパティに応じて、対応する選択オプションが使用可能になります。これは、分野、色、構造識別子などのプロパティに当てはまります。
利点:
これにより、エラーが発生しやすいプロパティでの値の手動入力が不要になります (色の設定で "黒色" として "BK" というカラー コードを入力するなど)。
- 新しい [修正可能] 列では、変数に対して、値セットを選択するときにまだ値を変更できるかどうかを指定できます。これを設定すると、変更が加えられた [値セットの選択] ダイアログに、対応する入力オプションが表示されます。
利点:
変数を "修正可能" として指定することで、値セットを選択する際にもこれらの変数の値セットの値を変更できます。これにより、たとえば、プレースホルダー オブジェクトを持つマクロを挿入する際に、関連オブジェクトの構造識別子を適合させることができます。
- 最後のポイントの準備として、機能、中継ポイント、構造ボックス、およびページのすべての構造識別子にプレースホルダーを介してアクセスできます。中断ポイントと構造ボックスに [名前 (表示)] および [名前 (完全)] プロパティも使用できるようになりました。
関連項目