このダイアログでは、置換テキストのテーブルを定義します。このようなテーブルに基づいて、プロパティ (レポート内のブロック プロパティまたは書式設定されたプロパティ) の値を別のテキストに置き換えることができます。この方法によって、数値、ブール値 (真 / 偽、はい / いいえなど)、単一言語テキストを多言語の意味のあるテキストに置き換えることができます。
メイン ダイアログの要素の概要:
このテーブルでは、プロパティの値の置換後のテキストを定義します。
演算子:
この列では、プロパティの値をソース テキストと比較するときの比較演算子を選択します。
注記:
ここで "正規表現" エントリを選択した場合、正規表現に基づいて値がソース テキストと比較されます (この設定は正規表現を使い慣れた上級ユーザーだけが使用します)。
ソース テキスト:
ここには、選択したプロパティと比較する、比較の値を入力します。このとき、大文字と小文字は区別されます。
出力テキスト:
ここには、選択したプロパティの値の置換後のテキストを入力します。
注記:
[ソース テキスト] および [出力テキスト] フィールドには多言語テキストを入力できます。自動翻訳の場合 (翻訳設定で [入力と同時に翻訳する] オプションがオンになっている場合)、これらのテキストは考慮されず、手動でのみ翻訳できます ([ポップアップ メニュー] > [翻訳])。
回路図内の配置済み機能に、その機能がメイン機能であるかどうかを表示するとします。これには、プロパティ ダイアログで、ブロック プロパティの書式要素として [メイン機能] (ID 20122) プロパティを選択します (書式要素 [機能プロパティ] > [一般機能プロパティ] から [ブロック プロパティ 1: 書式] プロパティを選択するなど)。1 つ目のタブのプロパティ リストで、メイン機能の [ブロック プロパティ 1] プロパティには値 "X" が表示され、補助機能には値が表示されません。
これらの値をさらに意味のあるテキストに置き換えるには、[メイン機能] プロパティで、[書式: ブロック プロパティ] ダイアログの [置換テキスト] フィールドを "テーブル 1 を使用" に設定します。
ブロック プロパティのテキストを置き換えるには、プロジェクト プロパティで [ブロック プロパティ: 置換テキスト [1]] プロパティの次のテーブルを定義します。
演算子 |
ソース テキスト |
出力テキスト |
続行 |
---|---|---|---|
= |
X |
メイン機能 |
|
= |
補助機能 |
|
この結果、配置済み機能の [メイン機能] プロパティの値が出力テキストに置き換えられます。
多くのデバイスでは、[ブロック プロパティ 1] プロパティは既定のプロパティ配置に属しています。この結果、配置済み機能のテキスト "メイン機能 / 補助機能" もプロパティ配置としてグラフィカル エディターに表示されます。
続行:
複数の正規表現を連続して実行する場合は、このチェック ボックスをオンにします。これにより、たとえば、複数の空白を続けて置換できます。
正規表現を一度だけ実行する場合は、このチェック ボックスをオフのままにします (既定の設定)。
プロパティ [技術特性] (ID 20027) を、ブロック プロパティの書式要素として選択しています。このプロパティには、たとえば「電圧 24 V」、「12VDC」、「電力 2.5 W」などの値を入力します。このとき、これらの各値から数字の部分だけを切り出して表示することにしました。
まず、[技術特性] プロパティで、[書式: ブロック プロパティ] ダイアログの [置換テキスト] フィールドを [テーブル 1 を使用] のエントリに設定します。
ブロック プロパティのテキストを置き換えるには、プロジェクト プロパティで [ブロック プロパティ: 置換テキスト [1]] プロパティの次のテーブルを定義します。
演算子 |
ソース テキスト |
出力テキスト |
続行 |
---|---|---|---|
正規表現 |
^[^0-9]* |
|
|
正規表現 |
[^0-9]*$ |
|
[技術特性] プロパティの値が、24、12、または 2.5 の出力テキストで置換されます。
ポップアップ メニュー:
ポップアップ メニューには、フィールド タイプ (日付、整数、多言語など) に応じて次のメニュー アイテムが表示され、状況に応じて、テーブルの制御やフィールド内の値の編集に使用できます。これらのポップアップ メニュー アイテムの概要については、ポップアップ メニュー アイテムを参照してください。
関連項目