EPLAN には次のようなさまざまなタイプのテキストがあります。
- テキストは、ページ上のどこにでも配置可能な任意のテキストです。
- プロパティ テキストには、回路図内の対応するシンボル上のコンポーネントのプロパティが示されます。
- 特殊テキストはプロパティの値を示し、このプロパティが変更された場合には自動的に更新されます。ページ プロパティやプロジェクト プロパティがこれに相当し、パス機能テキストも特殊テキストの一種です。
- プレースホルダー テキストは特殊テキストとほぼ同じであり、レコード内のフィールドの位置をフォームで定義するときに使用します。レポート生成時に、これらのプレースホルダーはレポート実行元のプロジェクト内の各オブジェクト (コンポーネント、ページ、シンボルなど) の値に自動的に置き換えられます。
クリップボードを使用して、異なるアプリケーション間でテキストを移動できます。既存のすべての改行が維持されます。
直接編集 ([オプション] > [直接編集]) を使用して、編集モードを有効にし、個々のグラフィカル テキストを直接修正できます。この編集モードが有効になると、編集枠が表示され、ステータス バーに アイコンが表示されます。
テキストの書式
すべてのテキストは書式設定が可能です。つまり、サイズ、色、テキスト方向、フォント、フォント スタイルなどを任意で指定できます。
使用可能なフォントは、プロジェクトと会社の設定で指定します。プロジェクトで書式設定する際には、これらの事前に選択されているフォントからのみ選択できます。フォントはプロジェクト内に保存されません。
選択ダイアログ (テキスト編集時にポップアップ メニューから呼び出し可能) を使用して、一部の特殊文字を入力することもできます。
縦書きテキストの表示
多くのアジア言語 (中国語、日本語、韓国語など) では、テキストを上から下の向きに記述します。これらのテキストは、いわゆる "@ フォント" ("@" のプレフィックスが付いたフォント) を使用して表示および印刷できます。
ダイアログで @ フォントが使用されている場合、ダイアログではテキストを横方向に記述でき、文字は正しい向きで表示されます。一方、プロジェクト ページでは、アジア文字は回転して表示されます。
テキストの角度で -90°を選択すると、アジア文字はプロジェクト ページに正しい方向で (上から下に) 表示され、正しく読めるようになります。ただし、ラテン文字と数字は回転して表示されます。ページを PDF にエクスポートまたは印刷したあとは、これらの文字も上から下の方向に表示されます。
テキストは中国語の "@SimSun" フォントで入力されています。テキストの角度が 0°の場合、中国語の文字はプロジェクト ページに回転して (横に寝た状態で) 表示されます。
テキストを -90°回転させると、中国語の文字は正しい方向で (上から下に) 表示されます。ただし、ラテン文字と数字は回転して表示されます。 | ページを PDF にエクスポートまたは印刷したあとは、すべての文字が上から下の方向に表示されます。 |
関連項目