部品やその他のマスター データは継続的に更新され、EPLAN Data Portal などを介して提供されます。以前は、プロジェクトに保存されていた部品データが部品管理で変更された場合、これらのデータは部品データの同期時にメイン機能に転送されませんでした。このバージョンでは、最新の情報がプロジェクトに転送されるように、部品同期 (および同様の機能) での動作が変更されています。プロジェクト内の部品が部品データベースよりも古い場合、新しい部品がプロジェクトに保存されるだけでなく、これらの部品が使用するメイン機能に新しいデバイス データが転送されるようになりました。

この動作の変更は、次の機能に影響します。

• 現在のプロジェクトを同期
• 現在のプロジェクトを更新
• 現在のプロジェクトを完了
• プロジェクトを開くときの保存済み部品の同期
• プロジェクト変更後の部品データの同期

プロジェクトの更新または完了時、使用されているすべての部品のデバイス データが更新されます。部品の同期では、選択された部品のデバイス データのみが更新されます。このプロセスでは、それぞれの部品番号および部品参照データはそのまま保持されます。

元に戻す処理のリストに、これらの機能の編集ステップが 2 つ ("部品データの同期" と "デバイス データの更新") 表示されます。これにより、必要に応じて、回路図の変更を元に戻すことができます。

更新された部品の部品およびデバイス選択

部品データベースよりもプロジェクトでの状態が古い部品と部品のデバイスを選択するとき、影響を受けるメイン機能のデバイス データが更新されます。デバイス データは、プロジェクト内のすべての部品使用に転送されていない可能性があるので (変更されたテンプレート データなど)、このような場合は質問が表示されます。そこで、更新された部品を選択するか、別の部品を選択するかを決定できます。

このような場合でも、プロジェクト内の機能でデバイス データを更新できるようにするため、新しいポップアップ メニュー アイテム [デバイス データの更新] が部品表ナビゲーターで使用可能になっています。

関連項目

マスター データ: 部品データの管理

部品 / デバイス選択