このバージョンでは分散端子について次のような機能強化が行われました。
- 分散端子の特定の論理情報の転送
- エラー チェック 007020 と 007023 で分散端子を考慮
- 接続ポイントの配置を表示
分散端子の特定の論理情報の転送
論理情報 (電位、PLC ターゲット追跡) の転送が、同じ端子機能の分散端子で自動的に行われます。このために、[関連する分散端子に自動接続する] プロジェクト設定が有効になっており、端子内での転送に対して追加の設定を行う必要はありません。デバイスおよび PLC 接続ポイントと同様に、指定された分散端子接続ポイントへの特定の転送が、分散端子でも可能になりました。
利点:
分散端子が論理設定に関してデバイス接続ポイントと同様の機能を果たすようになりました。端子接続ポイントはその電位と PLC ターゲット追跡を同じ端子機能内の指定された端子接続ポイントのみに転送できます。
エラー チェック 007020 と 007023 で分散端子を考慮
エラー チェック 007020 および 007023 を使用して、メイン端子に入力されているデータが、そこに保存されている部品のデータと一致しているかどうかを調べることができます。これらのエラー チェックが強化され、分散端子も考慮されるようになりました。分散表示されているメイン端子で端子機能全体がチェックされます。このとき、同じ端子機能の個々の端子に入力されているデータが要約されます。
この機能強化によって、これまでのバージョンの EPLAN では検出されなかった構成エラーが報告されるようになりました。
接続ポイントの配置を表示
[端子台の編集] ダイアログで、[配置 (外部)] と [配置 (内部)] の 2 つの新しい列をテーブルに表示できます。これらの列には、このターゲットが接続されている外部 / 内部ターゲットの回路図における接続ポイントの配置が表示されます。これによって、分散端子の接続されている接続ポイントの配置もわかります。接続ポイント基準ビューでは、接続されていない接続ポイントの配置が追加で出力されます。
関連項目