PDF ファイルを作成する場合、デバイス データ (プロパティ、部品データなど) を含む追加のページも作成できます。このとき、PDF ファイルに出力するプロパティを定義したり、これらのプロパティの名前を制御したりすることができます。PDF ファイルでしおりとして使用されるテキストを編集することもできます。EPLAN に保存されている PDF テキストは多言語であり、別の言語で出力できます。
PDF ファイル内のデバイス ツリー
PDF ファイル内のデバイス ツリーの構造は、デバイス ナビゲーターにおけるツリー構造とほぼ同じです。最下位レベルにデバイス機能が表示されます。機能をクリックすると、その機能の配置が PDF の右側の回路図に表示されます。
ツリー構造では、機能と表示 DT の間に、表示タイプ レイヤー (マルチライン、概要など) が表示されます。デバイス ページを含む PDF を作成するには、メニュー アイテム [オプション] > [設定] > [ユーザー] > [インターフェイス] > [PDF エクスポート] で設定 [デバイス ページを生成する] を有効にします。表示 DT または表示タイプをクリックすると、そのデバイスのリストされているデータに移動します。
このページは次のような構造を持ちます:
- データ ヘッダー エリア (各デバイスのフル DT)
- デバイスのデータ (3 つのエリア)
- プロパティ
- 部品プロパティ
- 参照
PDF 内の移動機能
エクスポートされた PDF では次の移動機能を使用できます。
レポートから回路図への移動
この移動機能では、PDF 内の部品リストから回路図内のメイン機能などに移動できます。これには、部品リストでデバイス タグの中央をクリックします。
PDF 内のデバイス ページとプロジェクト ページ間の移動
デバイス ページを含む PDF を作成した場合、次の移動を行えます。
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PDF 内の生成されたデバイス ページの見出しでフル DT をクリックすると、回路図内のメイン機能の対応するコンポーネントに移動します。
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PDF 回路図ページ内のメイン機能のコンポーネントの中央をクリックすると、デバイス データを含む対応するデバイス ページに移動します。
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デバイス ページ上の配置とデバイス レポートの [参照] エリアにも移動機能があります。たとえば、デバイス ページから回路図ページ上の補助機能に移動できます。
"3 段階" の連続移動
既定では、エクスポートされた PDF 内のすべてのコンポーネントで "3 段階" 移動が行われます:
- メイン機能の中央のエリアをクリックすると、デバイス ページに移動します。
- クロスリファレンス先の補助機能のコンポーネントの中央のエリアをクリックすると、メイン機能に移動します。
- コンポーネントの左側のエリアをクリックすると、次の移動シーケンスに進みます。
- コンポーネントの右側のエリアをクリックすると、前の移動シーケンスに戻ります。
デバイスのすべての表示タイプ、配置、レポート エントリが移動シーケンスに統合されています。このため、以下によって移動シーケンス内の順序について情報を得ることができます:
- 表示 DT または表示タイプをクリックすると、そのデバイスのデータが表示されます。
- 配置の順序が [参照] エリアに表示されます。
- 移動シーケンス内の順序は表示される配置の順序に対応しています。
ヒント:
PDF 内のコンポーネントにおける移動エリアを認識するには、コンポーネント上でマウスの左ボタンを押したままにします。各移動エリアが PDF 内に選択されたエリアとして一時的に表示されます。移動を実行しない場合、マウス ポインターを移動できます。
次の図に、安全ヒューズ -F1 での "3 段階" 移動を示します。
注記:
PDF 内の移動エリアが、以前のバージョンで作成される PDF ファイルとは変わりました。移動エリアが大きくなり、配置済みのプロパティ テキストも含まれるようになりました。
関連項目